磨硝子日記

すりがらすのブログ

12月のおわりのこと

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サンタがこなくなって久しいけれど、自分のためになにか買うというのは大人の玉虫色のぜいたくだ。きょう買ったレコードだいじにしよう。

24日は山下達郎のサンデー・ソングブックで、サンソン25周年のアコースティックライブを聴いた。リアルタイムにはうとうとねむっていて聴きのがしてしまったのでradikoで。

この日のオンエア曲はTOKYO FMホールであったライブ音源から。

  • ターナーの汽罐車
  • Paper Doll
  • Bomber
  • Ride On Time
  • REBORN
  • Have Yourself A Merry Little Christmas
  • WHITE CHRISTMAS
  • クリスマス・イブ

ギター 達郎さん、ベース 伊藤広規さん、キーボード 難波弘之さんの豪華3人編成、「われわれはドラムがなくてもちゃんとロックンロールできます」といってはじまった『Bomber』、もうほんとうにびりびりしびれるファンクでかっこいい。
24日に聴く『クリスマス・イブ』は格別だ、ベタだけれどベタでいいじゃないか、最高じゃないか。
達郎さんのちょっと早口な話し方が小気味よくてすきだ。


radikoを使うたびにおもうけれど、ラジオをいつでもどこでもさかのぼって聴けるというのはラジオっ子にとって革命だ。

中学生のころなんて夜11時の番組まで起きていられなくて、何度も聴きのがしてくやしいおもいをしたな。アッ寝てしまった・・・って、目がさめた瞬間にこの世の終わりみたいにがっかりしていた。オールナイトニッポンなんて、あしたは学校だし起きていられなくて、1部を聴くのもやっとだった。だれもがそういう経験してるとおもうんだけどな。ほんとうにべんりになったものだ。

それからradikoのいいところは、ノイズがまったく入らなくてストレスがない。子どものころ住んでいた家のむかいに大きめのマンションがあって、そのせいかどうかはしらないけれど、ラジオから聞こえてくるのはノイズばかりだった。だから子どもなりに、窓際の、いちばん音がクリアに聴こえてくる場所をさがして、アンテナをたててがんばって聴いていた。いまはそんなことしなくていいんだ。この達郎さんのライブだっておどろくほどクリアな録音で感激した。

だけれどもいまさらいいたい、いわしておくれ。あの「もう二度と聴けないんだあの回、うわーなにやってんだわたし!」というくやしさと、「ここにおくと、ザーッていわない!」というちいさなうれしさをきれいさっぱりどこかへやってしまったradikoをすこしだけうらめしくおもうよ。たくさん恩恵うけているけれど。

ちなみにわたしの15歳のころの夢は「ラジオ番組をつくること」。出る方ではなくてつくる方をやりたくて、作文に書いたこともある。いまとなってはぜんぜんちがう道をえらんでいるけれど、ラジオはいまもだいすきだ。『オードリーのオールナイトニッポン』の初回にリアルタイムで立ち会えたことはちょっとほこらしい。1曲目にかかったのは電気グルーヴShangri-La』だったのもわすれない。


もうクリスマスの浮かれ気分もわすれて、年賀状の準備をして、はやくはやく年越しの準備をしなくっちゃとおもいつつ、『GO AHEAD!』を聴いたりしている。達郎さんのレコードはどれもすきだけれど、このアルバムはそのなかでも、ほとばしっていて、だいすきだ。

2017年 すきなアルバムのこと

気づけばシャムキャッツのクリスマスイベントも終わり(めちゃんこたのしかった)、大掃除にいそしんでいる。

5月にブログをはじめて半年あまり、すきなものについてたくさん書いた。すきなことをすきっていえることはとっても大切なんだって信じているから。

そんななかでも、今年はレコード&CDをたくさん買ったので、今回は2017年にわたしがすきだった(そしてこれからもすきな)アルバムを紹介しようと思います。

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シャムキャッツ『Friends Again』
説明するための言葉なんてもういらない、ほんとうにほんとうにすばらしいアルバム。ココ吉で買った日からきょうまで、何度聴いたかわからない。
アコギと、エレキと、ベースと、ドラムと、歌を基本にした、真っ向勝負で正直な音。
晴れの日も、雨の日も、あつい日も、さむい日も、たのしいときも、いやになっちゃうときも、かなしいときも聴いた。シャムキャッツを聴くと、いつもみえるものや出会う人をたいせつにしようと思うのだ。こんなふうに、日常がすてきなものなんだっていいつづけてくれるシャムキャッツがだいすき。だいすきだ。


柴田聡子『愛の休日』
大感激のアルバム。ココ吉で買って、家につくやいなやフィルムをめりめりいきおいよくあけて聴いたのをおぼえている。『スプライト・フォー・ユー』のやさしいギターの音を聴いて、ああこれが聴きたかったんだよってぽろぽろ泣いてしまったんだった。
神保町試聴室、武蔵野公会堂、代官山UNITなど数々のライブで披露されてきた曲を、満を持して収録。
ライブで聴くといつも胸がいっぱいになるくらいだいすきになっていた曲が、ぜんぶぜんぶはいっている。それも、すてきなミュージシャンたちをむかえてすばらしいアレンジになって。出張にいくとき、新幹線で『スプライト・フォー・ユー』を聴きながら富士山をみたこと、ずっと忘れないよ。アナログ盤がたのしみ。


ラッキーオールドサン『Belle Époque
やさしさのアルバム。ラッキーのライブをはじめてみたのは3月11日(土)、埼玉県久喜市にあるカフェ・クウワで、井手健介、yojikとwandaとのスリーマンだった。
そこでアルバム発売前の新曲として『フューチュラマ』や『I want you baby』などを聴いたのだけど、いい意味ですごく素朴であたたかくて、こんなバンドってあるんだ!という新鮮なおどろきがあって、すぐすきになった。それからよくよく歌詞を聴いていると、「こんなはずじゃなかったと 言いたいわけじゃない」なんて、なかなかにやるせないけれど腐りきれない気もちを歌っていて、またそれを歌っているのが現代を生きる同時代の若者っていうところが、ますますうれしくて、もっとすきになった。篠原さんが「僕らはパンクバンドをやってるんで」といっていたのがかっこよかったな。だから正確にいうとこのアルバムは「やさしさに包まれたパンク精神のアルバム」なのかもしれない。


ラッキーオールドサン『ラッキーオールドサン』
こちらは2015年に発売、クウワのライブ後にココ池ですぐに買って、ほんとうによく聴いた。
『坂の多い街と退屈』、『ミッドナイト・バス』など8曲収録。たよりなげではかないけれど蝋燭の灯りのようにバンドをてらすナナさんのボーカルと、朴訥としているけれどやわらかな篠原さんのボーカル。ゆたかなアレンジ。青さのむこうがわに透けてみえる意志を感じるアルバム。
ラッキーを聴いていると、いくつになっても自分のなかに「青さへのあこがれ」があることに気づく。大人になって、いろいろなことをしらけた目でみつめるようになっても、目にはいるものをまっすぐまなざしていたときの自分を、ふとおもいだしだりする。そしてそのときの自分にもう戻れそうもないことにも気づいてしまう。そんなときに「心配ないさ そばにいるから」といってくれるのがラッキー。おかげでなんとか元気にやっています。


山下達郎『COME ALONG 3』
「33年ぶり 3作目となる新作のリリースが決定!」ときいただけで胸が高鳴る、達郎さんの『COME ALONG』シリーズ新作。
今年はなにかと出張がおおくて、月に1度はかならず新幹線に乗っていたのだけど、そのときよく聴いていた。達郎さんの曲は部屋で聴いても最高だけど、やっぱり夏だ、海だ、タツローだ!駅弁を食べはじめるのが新横浜をすぎてからなら、達郎さんを聴きはじめるのは熱海のあたりからでは。よく晴れた日の、むかって左の窓際にすわってね。水先案内人 小林克也さんのDJもすばらしい。


Gofish『肺/ピアノのまわり』(EP)
テライショウタさんのソロ。A面『肺』はコーラスにイ・ランちゃん。はじめて再生したときのことを忘れられない。厚みのあるコーラスと弦楽器の綾なすひびきが雨のように降りそそぎ、「肺は 正常に血液に 酸素を送って 息をとめて 息を」のリフレインがただただ力づよくうつくしい。おおきく息をすいこんで、からだのすみずみまでいきわたらせたい。チェロとコントラバスが躍動的で妖しいB面『ピアノのまわり』とのコントラストにもはっとする。出会えてよかった。
年明けに発売されるアルバム『燐光』がたのしみ。


安藤明子『ドキソワーズ』
2015年発売、京都在住のSSW 安藤明子のアルバム。ココ吉おすすめの『冬におてがみ』でおなじみ。
なんとも素朴でキュートな少女のような声とユーモアのある歌詞、あたたかいサウンドで、今年の頭からきょうまでのひえた気持ちをあたためてくれました。京都など関西であつかわれているみたいなのでなかなか入手がむずかしいかもしれないけれど、まずは『冬におてがみ』を聴いてもらって(ココ吉で買ってもらって)、そのあとこちらもおすすめしたいです。来年はライブをみられたらいいな。


そして最後に、今年もとてもお世話になったレコード屋さんに感謝をつたえたいです。
ココナッツディスク吉祥寺店さま、ココナッツディスク池袋店さま、ほんとうにありがとうございます。

年始、夏、カセットの放出にいったココ吉。
ココ吉のインストアライブは今年も最高でした。ラッキーのインストアは『ミッドナイト・バス』が泣けました。カネコアヤノちゃんはお店がばこんと割れそうなくらいのいきおいで歌っていてすごくかっこよかった、お客さんぱんぱんのスカートのインストア、インディー最後の夜に立ち会えてうれしかった。
週末の夜にココ吉へいってなにかをぽつぽつ買って、矢島さんとおしゃべりするのがだいすきです。

ココ池は面出しのレコードがいつもいい顔で、毎回いれかわっていて、いくのがたのしみでした。
Gofishの7インチは中川さんが教えてくれて、こんなにいい曲に出会えてうれしかった。そんなにたくさんじゃないけれど、ときどきおすすめを教えてくれるのもうれしいし、そうやって知ったレコードをとてもすきになれたのもよかった。
東郷清丸インストアと井手健介インストア、こぢんまりしていてたのしかった。

上の写真にあるもの、達郎さん以外はすべて、ココ吉とココ池で買ったものです。
ふつうの生活のなかで、すばらしい音楽に出会えること、そういうすばらしい音楽を提供してくれるレコード屋さんが近くにあることが、ほんとうにしあわせだとおもいます。
自分ではみつけられなかったかもしれない音楽を、ココ吉とココ池がいつでもみえるところに置いてくれて教えてくれたから、今年もたくさんすきなレコードに出会えたとおもう。

それから、今年おもったことは、ココナッツディスクはわたしにとってただの買い場ではないということです。
ライブでみたバンドの音源を買おう、だったらココナッツならぜったい置いてあるはずだからいこう、そうしてライブの記憶とココナッツで買った記憶が、バンドへの気もちにくっつく。
ココナッツコメントカードをつぶさに読む(けっこう読んでいるので何人か書き手がいらっしゃることが把握できてくる)、「○○ファンにもおすすめ!」と書いてあると聴いてみたくなる、ココ吉で「ライナーノーツだれだれ」とみつけるとまんまと買ってしまう。
おすすめを教えてくれるけれど、ほおっておいてくれて、でもコミュニケーションはココナッツコメントカードとレジでちゃんとしてくれるから、ありがたいです。
あの放出のときに、あの休みの日に、あの夜に、どんなふうにレコードをみつけたのか、ぜんぶおもいだせる。どこでもいいんじゃなくて、ココナッツがすきだから!
ついついお店にいきすぎてしまうので、来年も愛想つかされないようにがんばります。よろしくおねがいします。

来年もすきなレコードにたくさん出会えるといいな。

12月のはじめのこと

f:id:slglssss:20171216230352j:plainiPhoneのバッテリーの寿命がちかいのか、86%くらいのところでも平気で電源がおちてしまう。
このあいだは朝に電車をまちながら100%の状態で音楽を聴こうとしたら、イヤフォンをさすやいなやシュンとこときれてしまってホームのうえでボーゼン、通勤時間は混雑への忍耐に心をくだくしかなかったんである。

さいわい連絡がとれなくてこまるということはいまのところないけれど、これのおかげで電源のある飲食店&座席にくわしくなった。たとえばJR吉祥寺駅改札前のスターバックスには奥のカウンター席にだけ電源がある。そこの席からは、いまはクリスマスツリーがとてもよくみえる。

休みの日にでかければ、気がつくと吉祥寺にたどりついている。
学生のころはPARCOと古着屋フラミンゴにかよっていたけれど、いまはもっぱらココ吉。なんでか週末になるとココ吉にいてなにかを買っている。

最近はyouthcomics『Shower of 411 sec.』と洪申豪『メロウ』をよく聴いている。youthcomicsはジャケもカセットのラベルもすんごくかわいくて、さわるたびいつもうれしい。『メロウ』のほうは「メロウ カセット」と検索したらココ吉ブログがでてくるというありがたさで、2015年12月9日のブログによると「これからしばらく続くであろう寒い日々、ふと手のとどくところにこのカセットがあるのはとても素敵だなー、と思います。大推薦。」だそうです。御意。

カセットを聴きながら掃除をしようとおもって結局ベッドにはいってぬくぬく寝たり、最近やっと「キャンピングカー内の家具を充実させる」という目的のもとたのしくなってきたどうぶつの森をすすめてしまって、いっこうに掃除がすすまない。まいっか。
milesapartrecords.bandcamp.com
youtu.be


先日リリースされたシャムキャッツの新曲『このままがいいね』がとてもすきだ。

このままずっと 二人でずっと 一緒にいれたらいいね
このままずっと 二人でずっと 抱きしめたままがいいね

くりかえす日常のなかにある、いとおしい瞬間と、その瞬間がずっとつづかないこと、シャムキャッツはそのどちらも愛あるまなざしで切りとった。
ずっとつづいてほしいこと、けれどもそうはいかないこと。夏目くんがひなたと日陰をいったりきたりする、光と影が印象的なMVがそのことを象徴しているのかなとおもった。でもなるべくあったかそうな場所にいたいよね。
youtu.be

きょうはココ吉でNRBQの『CHRISTMAS WISH』を買った。シャムキャッツのクリスマスイベントたのしみだな。

Mステで岡村ちゃんをみる、ココ池で東郷清丸インストア、小杉湯フェス、埼玉大学『THREETONE』へいく

鍋焼きうどんがすきだ。冷凍うどんを土鍋に入れてぐっつぐっつと煮るだけでできる。ぶよぶよになるまで煮こんで豚肉とねぎをいれて味噌味にするとおいしい。

さむくなってきたので冬物の洋服を買いたいとおもうけれど、だれにも会わないしどうでもいいやとおもって毎日てきとうな服を着た。すきな人に会うときは唯一あたらしく買った花柄のスカートをはいたりして、お化粧もきれいにするやる気がなぜかあって、ほんとうにあほあほだった。いつもなにかをたくさんたべた。ビッグマックがおいしかった。


17日、ミュージックステーションでDAOKO×岡村靖幸ステップアップLOVE』をみた。

地上波の、ゴールデンタイムの番組に岡村ちゃんが出演することはほとんどないから、ほんとうにたのしみにしていた。ちなみに3年前の11月17日には『SMAP×SMAP』に出演していたのらしい。この映像すごくすきだ。

岡村靖幸 ✖ SMAP
とにかくそもそもテレビにあまりでないし、ライブでMCをまったくしない(曲中のベイべへの声かけは『ベイべ、準備はできてるの?』『ほんとのデンス、チェンス、ロメンスは自分たち次第だよ!知ってた?』『僕はあのほんとに・・君たちを・・だいすきです!(ターン)』等いろいろある)ので、Youtubeで過去に出演した番組をみるくらいだったのだけど、なんかひな壇にすわってすんなりとタモリさんとトークする岡村ちゃん、新鮮でこそばゆかった。ジャケットの衣装に、この日はピーチバッジをつけていて、こんなに笑うのかってほどに歯をみせてる笑顔がすてきだった。
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曲がはじまるとオオオかっこいい、DAOKOちゃん青いキャットラインかわいい、足首が折れそうなほど細く、そろりそろりとした足運びがクール。岡村ちゃんのデンスがキレキレだ、あ岡村ちゃんのうしろに、白石さんがいる!!!!!!!!!バンドメンバーいる!!!!!!!!!白石さ~~ん!!!!!!!(狂乱)
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MV中盤でDAOKOちゃんを岡村ちゃんが抱きしめるシーンも完全再現されていておもわず息をのんでしまった。汗をかきながらデンスする岡村ちゃん最高にかっこよかった。おわってみればTwitterのトレンドワードに「岡村ちゃん」があがっていておどろいた。

DAOKO × 岡村靖幸『ステップアップLOVE』MUSIC VIDEO

今日で岡村ちゃんのツアーがおわるのでネタバレしてしまうけど、今回のツアーは1曲目がこの『ステップアップLOVE』だった。中野サンプラザにはDAOKOちゃんも出演したらしい。真っ赤なスーツに身をつつんだ岡村ちゃん、すごくまぶしくて、一気にぐわっとこころをうばわれた。

それから今回のツアーのカバーでは大貫妙子『都会』をやってくれて、感激した。大貫妙子トリビュートに坂本龍一が編曲して岡村ちゃんが歌っているバージョンが収録されているのだけど、大貫さんのことがとてもすきで、YOUも日本まで買いにきた大名盤で、そのなかの大名曲で、それを岡村ちゃんがメロウに歌ってくれて、とてもうれしかった。男性が歌うのもいいなとおもった。

大貫妙子トリビュートアルバム - Tribute to Taeko Onuki- (2枚組ALBUM)

大貫妙子トリビュートアルバム - Tribute to Taeko Onuki- (2枚組ALBUM)


22日、ココ池で東郷清丸のインストアライブをみた。アルバムに『2兆円』というタイトルをつけるなんて、どんな人なんだろうとおもったら、目がきらきらしてるすごくおしゃれでかわいい好青年で、こんないいお兄ちゃんなのか、とおもった。さらりと裏切られて痛快だ。


あんなに近くでライブをみるのはひさしぶりだったのだけど(いつもライブはうしろのほうでみるから)、ココ池のカウンターにちょんとすわって歌う清丸さんはなにかこう「舞いおりた」感じで、いい声でいいギターの音だった。やわらかそうな赤いスウェットがかわいくて、ほしかった。足首がすこしだけみえるパンツの丈とか、まるっこい白いスニーカーとか、かろやかですきだ。おしゃれなのにぜんぜんかっこつけていなくて肩の力がぬけていて心地よい、そういう人がすきだし、いまはそういう音楽を聴きたい気分なのかもしれないとおもった。

終わったあとに帰ろうとお店をでたら、フライヤーを手渡ししてくださった。ライブよかったですとか、そういういちばん肝心なことをちゃんといえないままに話していたら、清丸さんが自分から握手をさしだしてくれた。指がながくてきれいな手だった。ライブよかったです、アルバム聴いています、変拍子がたのしいです。


23日、高円寺 小杉湯にて『小杉湯フェス』。今回もまたすごいメンバーで、江本くんはすごいとおもった。

江本くん、ロロの『BGM』劇中歌の『サマーバケーション』がとてもよかった。ロロメンバーが見守るなかでこの曲と『ライトブルー』を歌う。『ライトブルー』のあと「エモかったっす」といって笑っていたけど、そりゃエモくもなる。

曽我部恵一、わたしはこの人をこんなに近くでみられる日がくるとはおもわなかった。男湯の従業員通用口からするっとでてきて、お客さんはみんな、すこし息をとめていたんじゃないかとおもうくらい、しずまりかえる。演奏がはじまると、曽我部さんは息をするように歌って、ギターを弾いた。生きて、音楽をつむいでいるさまというのはこういうことなのかもしれないとおもった。わたしよりも曽我部さんやサニーデイ・サービスをだいすきな人に、絶対みてほしくなって、いますぐこられないのがとてもくやしかった。演奏がおわるとまたすっと立ちあがって控え室にもどっていった。ふしぎだった。


yojikとwanda、以前カフェ・クウワでみてすきになったので、めずらしく前のほうにすわってみた。『I Love You』やっぱりとてもいい曲だ。『ナツ』という曲でみんなでコーラスをして、たのしい。お風呂で歌うのは胸がひらくような気がして、きもちがいい。

ラッキーオールドサン、弾き語りでみるとなぜかいつも泣いてしまう。今回も『ミッドナイト・バス』でぽろりと泣いてしまった。それから『I want you baby』は最高のラブソングで、この曲を聴くときのいとおしさややさしさをずっとだきしめていたいとおもった。

カネコアヤノ、最近ほんとうになにかすごくないか。とにかくなにかがすごくないか。ギターをぴっちりからだにひきよせて、じゃんとかきならせば、ぐんぐんと歌って、銭湯の天井まで全部、彼女のギターと歌声でぎゅんといっぱいにしてしまった。するどい視線と、ときどきみせる少女のようなしぐさ、つやをたたえた長い髪をうしろへながして、また次の曲を歌う。完全に圧倒されてしまった。

最後は王舟。はじめて目の前でみたけれど、彼の声、やわらかい英語の発音がとてもすきだった。湯船のなかにはいって歌ってみたり、そうしたら「濡れてる」といってみたりして、お客さんをなごませた。

今回も妄想インドカレー ネグラのカレーがおいしかった。しびれるチャイを2回飲んで、2回ともびりびりしびれた。
sentogurashi.com


25日、埼玉大学 むつめ祭ライブ企画『THREETONE』へいった。
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発表されたときから、EMCとカネコアヤノちゃんとミツメって最高、そしてDJはココナッツディスク店主 矢島和義氏、いかない理由がないのですぐに申しこんだ。

会場に着くと、矢島さんがピンク色の照明にてらされてDJをしていた。
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EMC、むつめ祭ジャケットを着て登場。元気にお客さんを盛りあげるひらのさん、ぼそっとおもしろいことをいう松本さん、一歩ひいたところから見守る江本くんが対照的だなといつもおもう。ともあれEMCはたのしい。

カネコアヤノバンド、最近ほんとうになにかすごくないか。とにかくなにかがすごくないか。会場がはちきれそうなほどの音量で、もうとにかく胸がいっぱいになった。LP『群れたち』を買えたのがとてもよかったな、としみじみおもったりした。猫抱きしめロンT(スポーツグレー)を買った。

ミツメ、『eye』と『mitsume』の曲で、わたしは完全に、ミツメをはじめて聴いたときのことをおもいだした。わたしに音楽を教えてくれた人は、ミツメがすきで、一緒にライブにいったりした。こんどワンマンがあったら一緒にいきたいとおもった。

ミツメがおわって帰ろうとしたら、矢島さんが山下達郎『土曜日の恋人』をかけてくれた。おもわずはっとして、もうほんとうにうれしくて、やっぱり矢島さんは最高だとおもった。DJブースに近づいていったら、「土曜日なんで・・」といっていてかっこよかった。
youtu.be

家に帰ってから『POCKET MUSIC』を聴いた。土曜日の夜ははじまったばかり、そのとおりだ、わくわくするきもちで、つづけて買ったばかりのクリスマスレコードを聴いたりして、寝た。

10月と11月のはじまりのこと

チョコレートをたべたい。食事をおえたあとに口さみしいと、ああチョコレートだなとおもう。中学生のとき、透明のフィルムでつつんで左右をキャンディのようにきゅっとひねったチョコレートを毎日ぱくぱくたべていたらみるみるうちにふとったので、それ以来チョコレートはバレンタインのときにこれでもかとたべるくらいだけど、ふとしたときにアーモンドチョコをがりぼりたべたくなる。

台風が2回きて、週末は雨だった。きもちがおちこんで、半分以上体調をくずした。鼻水とのどのいたみと咳がかわりばんこにやってきて、なにかしらの薬をのみながらがんばってヨガへかよった。だんだん、ポーズがとれるようになってきた。

おシャムのワンマンはほんとうに救いだったし、ココナッツディスクへたくさんいけたのもうれしかった。スカートのインストアは、出張帰りのつかれたからだにとてもしみた。

雨があがるとすこしだけからだがかるくなって、ココナッツディスクへげんきにかよった。
なにかあたらしい音楽を聴きたいなとおもいながら、知識もなくてぼんやりしていたけれど、ココ吉の壁にあったRobert Wyattのジャケの色づかいがとてもうつくしくて、おもわず買ってみた。矢島さんはおどろいていたとおもうけれど、わたしもおどろいた。それからココ池にいってBruce Cockburnを買う。ジャケのライオンが全体的にもちもちしたフォルムで、ビーズクッションみたいでかわいい。

あたまでかんがえるよりも先に、なにかたのしいことないかなというきもちで、気になったものをぱっと買う、ということにした。レビューがあふれて、自分の買ったものや聴いている音楽がかっこいいのか、いい買いものなのかということをすごく気にして、失敗のない買いものをしようとする2017年に、わたしは、星の数も点数もしらないままに、興味のおもむくものを、きまぐれにつかまえようとおもった。こういう音楽があるんだなあとおもうことは、いつでも何回あじわってもたのしいから。毎日商品がいれかわって、それもいつもおなじものがあるとはかぎらない中古レコード屋さんなら、いっそうたのしく、いろいろと興味のわくものに出会えるとおもう。いつなにを聴いてもおそくないしださくないし、すきな音楽をすきなときに聴こう。信頼しっぱなしのレコード屋さんにいけてしあわせだ。

11月になって、連休はロロ『父母姉僕弟君』を観にいった。島田桃子さんに胸をわしづかみにされた。曽我部さんの音楽がずるいほどすてきで、キャラの濃さを引きたてる伊賀さんの衣装もこころにくく、ほわほわとしたきもちで帰った。

下北沢の東洋百貨店であたらしく買った、茶色いもこもこのフリースみたいな生地の、タートルネックのプルオーバーをおろした。毛布を着ているみたいにあったかくて、自分ひとりでさわさわと手ざわりをたしかめていたのだけど、誰かにさわってほしいきもちになって、誰もいなくてすこしかなしくなった。

4日にはZepp Divercity Tokyoで岡村ちゃんのライブを観た。岡村ちゃんのライブはフリや掛け声がけっこうあるけど、最近無意識にできるようになったので、わたしもそろそろベイべの仲間にいれてもらえるだろうかとおもったりする。春のツアーの会場がZepp Tokyoだったので今回も観覧車のしたで待っていたら、チケットに「Divercity」と書いてあって、めちゃくちゃ走った。(お台場にZeppはふたつある)

岡村ちゃんはいつ観てもかっこいい。最高のパフォーマンスをすることだけに徹していてかっこよすぎる。Trafficのときにおもったけど、あの時のお客さんが『カルアミルク』『だいすき』『あのロン』から『愛おしゃ』まですべて歌えて、みんなが知っているってすごい。これまでの曲も新アレンジでかっこいいし(マニピュレーター白石さんと徹夜してつくっているらしい、岡村ちゃんは夜がつよいが白石さんはぼろ雑巾のようになってしまうとのこと)、どんどん更新されている最新がかっこいいというのはこれもまたいいことだ。ちなみに白石さんのキャラはナイスすぎてだいすきだ。いつも手をふってしまう。また次のツアーにもいこう。

最近は通勤のときにラッキーオールドサンの1stをくりかえし聴いている。ラッキーを聴いていると、わたしのみている世界はまだまだたのしいことがありそうだなとおもう。つらいときに、つらいことばかりみつめないで、もっとひろく見渡してゆけば、どこかにかならずこころをやすめる場所があるから、そういうきもちで、ときどきがまんをして、てきとうにやすんで暮らした。

続 髪の毛をめぐる話

ここ数日でなんどか「髪のびたね」と声をかけられた。
もう切りたいとおもいながらじりじりと半年ほど、「のばしながら切る」というのをくりかえして、両耳がでるほど短かったマッシュは、あごのラインでまっすぐそろったボブになった。

そもそもだれにもなにもいわれなかったら、いまもまだぱつぱつに切りそろえたマッシュをつづけていたとおもうけれど、なんやかやで、髪の毛長いの見てみたい、なんなら長くしてほしい、みたいなことをいわれることがあって、かるい気持ちで、当面は短くしない、ときめたのだった。

マッシュがすきなのはもうここ数年ずっと、一時期クールグリースをつけて、櫛でとかしていたこともありました、VIDEOさんの髪型があこがれでした。夏目くんの髪型をまねしたくて『AFTER HOURS』のときみたいなセンターわけにしていたこともあります。

髪型というのは、まわりの人にもみえやすいところだから、ショートカットの人、とか髪をひとつにたばねた人、というように、髪型でその人をおぼえたりもする。こだわりもでやすいから、その人がどういう人かとかなにがすきかを表したりもする。
わたしの場合は、髪型ときもちと記憶が密接にからみあっているから、髪を切るときには毎回一大事なんであったはずだけれど、そんなわたしも、なんかロングヘアにしたらもてるらしい、ゆるふわで、女らしくなっちゃうらしい、とかそそのかされて、かんたんに信じこんだのだから、脳みそ直列つなぎ、相当にちょろいとしかいいようがない。まあ5年もすれば髪ものびるし、とおもううちに1年がたって、いまここ。


ほんとうになんども、わたしの髪を、いったいだれのためにのばしているのだろうかとおもったし、たぶんいってくれた方もかるい気持ちでいっているとおもうから、短くしたければすればいいのに、というとおもう。だけれどどうして、そのあたりをわりきれなくている。

かくいうわたしも、男の子の真っ黒な髪をつやつやにセットしたのは、ほんとうにうっとりするほどすきで、指のとおった跡がのこる毛流れをながめていると、朝いそいでくしゃくしゃっと手ぐしでととのえたんだなぁとおもったりして、とてもいとおしい。すきな人の黒い髪はいつみてもどきどきするものだし、前髪をさわって直すくせを、できればずっとなおさないでほしいなとおもう。わたしにこういうあこがれがあるかぎり、すきな人のすきな髪型もまた、彼にとってはすてきなのだなとおもって、後ろ髪がもさもさとふえてきたのを気にしないようにして、のばしかけの中途半端な髪型をあつかう。
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先日はたとおもいだしてみつけたこの写真にわたしが写っているのだけど、黒々とした髪がたっぷりつきすぎていて自分でもびっくりした。かわいさとはなにかがちがって、ただ健康で量の多い海藻のようだ。いくら時間がたっても、髪が順調にのびていったとしても、すきな人のすきな髪型にはなれない気がした。しゅんとしたきもちに、すきな人をおもうきもちもどばどばまぜて、ごりごりとすりつぶしては、悲しみが練りあがるのをみまもっている。

slglssss.hatenadiary.jp

シャムキャッツ 『Friends Again』ツアーファイナル@渋谷 TSUTAYA O-EASTのこと

f:id:slglssss:20171022162541j:plain小雨のふる肌寒い夕方、渋谷O-EAST。だいすきなバンド、シャムキャッツの『Friends Again』レコ発ツアーがファイナルの日をむかえた。


フロアは、この日を待ちのぞんでいたファンでいっぱい。客入れの曲がつぎつぎときりかわるたび、こころにくい選曲ににやりとする。やがて定刻になり、暗転とともにBGMがおおきくなれば、開演だ。アルバム『Friends Again』の衣装に身をつつんだメンバーがステージにあらわれる。

夏目くんのギターのじゃきっとした音色からはじまる『Funny Face』。菅原さんの奏でるフレーズがフロアのうしろまでしみわたれば、観客はみんな胸をふるわせて、4人に釘づけになる。
アルバムからもう1曲『花草』がつづいて、MC。「今日は雨のなか」とかいわないのがいい。『GIRL AT THE BUS STOP』『KISS』でシャムギャルのハートをわしづかみにしたあと、『Four O'clock Flower』『Coyote』とたたみかける。
MCで「ワンマンは『デート』だとおもってる」と夏目くんがいえば、シャムギャルのみならずシャムギャルソンまでが首ったけだ。バンビさんと菅原さんの微妙にかみあわないトークだって愛せるよ。


この日は『Friends Again』の曲を中心に、新旧の名曲をおりまぜたセットリスト。
なんといってもかっこよかったのは、『AFTER HOURS』や『LAY DOWN』、(ダブルアンコールで急きょ披露してくれたけれど)『MODELS』といった、いままでほぼかならずセットリストに入っていたような曲をあえて選ばず、さらりと最新アルバムの曲を全曲組みこんでいたことではなかろうか。

それどころか、最新曲といままでの曲はよどみなくなめらかにつながり、『GIRL AT THE BUS STOP』は一本の太い筋がとおったしなやかな大名曲へと変貌、『マイガール』はイントロでつつみこむようなやさしさ、アウトロはつよく抱きしめてはなさないたくましさを帯びて、アンコールへきての『渚』は2017年の観客の胸を完全にさらっていった。
夏目くんの声は、あまくドリーミーできゅんとする、鉛筆でやわらかく描いた線のようなタッチをのこしつつ、『Travel Agency』のように歌がよく聴こえる曲になれば、マッキーの太いほうで描いたゴシック体のような、はっきりとした輪郭になる。
菅原さんの歌はステージの色をかえる、『Four O'clock Flower』の歌詞をつぶさに聴いて、涙がこぼれそうになる、もっと菅原さんの声やことばを聴きたい。

このすばらしいセットリスト、曲や歌声の進化ともいうべき姿は、『AFTER HOURS』『TAKE CARE』以前/『マイガール』『君の町にも雨はふるのかい?』の過渡期ともいえるような時期/『Friends Again』という局面が、けっして断絶されたものではなくて、シャムキャッツというバンドがひとつづきに歩んできた道のりであることを、ほこらしげにあらわしているのだった。『洗濯物をとりこまなくちゃ』『SWEET DREAMS』『WINDLESS DAY』ときて『October Scarf』、『手紙の続き』『真冬のサーフライダー』『マイガール』からの『Lemon』『Riviera』、そこからつづく『台北』『Travel Agency』『Hope』。シャムキャッツのこれまでのすべてが、みごとに、ツアーファイナルのセットリストへと帰結した。


アルバム発売から4か月。あの日も雨だった。出張先から帰る足でココ吉へいってアルバムを買った。シャムキャッツのお店まわりがおわったあとだったので、矢島さんが「シャムキャッツがいないのにわざわざごめんね」というようなことをいってくれたのをおぼえている。

アルバムはiPhoneにいれて、いろんなところで何度もくりかえし聴いた。
じめじめとした梅雨の日にはひときわにさっぱりと削ぎおとされた音が心地よかった。夏には、ぬけるような青空の下で『Travel Agency』のぐんぐん前にすすむビートを感じるのが爽快だったし、べたべたに汗をかく湿度の高い日本の夏には、おなじく湿気のおおい台湾のことをうたった『台北』を聴くのがすきだった。すずしい風がふいて、心がかたむくような日には『Funny Face』を聴きながらゆきばのない気持ちをなぐさめた。満員電車に乗れば『Coyote』で「いつも通りやるだけ」と言いきかせ、くたくたに疲れた帰りには『Four O'clock Flower』がしみた。

仕事につかれると音楽をたのしめなくなってきて、だんだんと聴ける曲がかぎられてくることもあった。けれども、シャムキャッツの曲は、ことに『Friends Again』の曲は、いつでも日常に寄りそってくれた。がんばれともふんばれともいわずに、うつくしい景色も、未練も、迷いも、ただありのままを見つめてすくいとってくれて、そばにいてくれるだけで、どれだけつよくなれたかわからない。同じアルバムを聴いているはずなのに、元気なときにはますます元気がでたし、つらいときには毛布のようにあたためてくれる、そういうふしぎな力がある。インタビューのなかで夏目くんが『鏡みたいなアルバム』といっていたのを読んで、はっとするほどに腑におちた。このアルバムは、聴く人のこころを映すのだ。
thesignmagazine.com
ライブ中、時折客席をうかがうように、するどい目線をなげかける夏目くん。ファイナルの日は結局ヒゲを剃らなかった菅原さん。トークがかみあわなくても最高に音がごりごり鳴っていてしびれさせてくれたバンビさん、コール&レスポンスを1回でやめちゃった藤村さん。EASTの広いステージで、メンバーのからだはひときわおおきくみえた。それはまるで、力を均等にわけあって立つ、4本の太くてがっしり頑丈な柱のようだった。『Coyote』で夏目くんが歌うのを聴いて確信した、もう「大丈夫」なのだ。


終演後のサイン会で、ツアーパンフレットの『Tetra Magazine』にサインをしてもらう。もちろん、ココ吉矢島さんのページに(矢島さんからのお手紙、みじかくてかっこよすぎてずるい)。
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すばらしい夜をともにしたわたしたちはいうのだ。

「ねえ シャムキャッツ、次のデートはどこへ連れていってくれるの?」


Siamese Cats/Tour "Friends Again" Final 10.21 SHIBUYA TSUTAYA O-EAST
01.Funny Face
02.花草

03.GIRL AT THE BUS STOP
04.KISS
05.Four O'clock Flower
06.Coyote

07.洗濯物をとりこまなくちゃ
08.SWEET DREAMS
09.WINDLESS DAY
10.October Scarf

11.手紙の続き
12.真冬のサーフライダー
13.マイガール
14.Lemon
15.Riviera

16.台北
17.Travel Agency
18.Hope

Encore
すてねこ

31 Blues

Double Encore
MODELS

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