磨硝子日記

すりがらすのブログ

1月のおわりのこと

3年ほど使ってきたiPhone 6のバッテリーがついに寿命をむかえて、充電ケーブルからはずすとほどなく真っ黒画面、なんならつながれたままでブラックアウト、ということがつづいたので、ついにiPhoneを買い換えることにした。

iPhoneて買い換えるとなれば、どういうわけか(どういうわけでもないが)いまより数字がおおきいものを買おうかなあそのほうがいいんじゃないのなにかと、みたいな気もちにさせられるけれど、数字がおおきくなるほどおニューのマーベラスな機能が増えてるという原則なのらしいから、iPhoneの機能なんて半分も使えてないんじゃないかとおもうくらいのわたしからしたら、もうこれ以上機能の向上なんてノーセンキュー!みたいな気もちでいたのだが、買ってきたiPhone Xはすいすい動いてかっこいいじゃないか。ちょっとおもくて手首がやられてしまってるけど、ボタンのないおおきい液晶に指で触れるだけでオーケー、クールである。Face IDという、顔認証でロックが解除できる機能なんてのもついていて、なんて近未来的。画面をぬっと覗きこむだけで、メイクしていても、すっぴんでも、多少顔のむきがまがっていても認識してくれて、南京錠が開くマークが表示されるとともに、ハイまたきたのかこんにちはといわんばかりにロックが解除されるもんだから、カメラのむこうにだれかいるんじゃないかってくらいの、なんというか不気味の谷へとつづく稜線に立っている心もちになることもあるけれど、アイドンケア。寝起きのぶちゃむくれた顔を認識できないあたりがまだまだあまちゃんで、かわいささえかんじます。ちなみにFace IDの悪用例として、寝てるときにだれかがiPhone Xをわたしの顔のうえにかざせば簡単にロック解除できるんでは、とかおもったけど、まだ試してはないです。


最近ありがたいことに、面とむかって「すりがらす」と呼んでいただくことがあり、そのたび、はずかしい&おどろきで顔がへたくそな福笑いみたいになってしまう。

「すりがらす」なんて、本名ぜんぜんかすってもいないし、へんな名前をつけたもんだなーとおもうし、いちおう理由あって名乗ってはいるけれど、初対面の方に自己紹介するときに「はじめましてすりがらすです」ってなんのこっちゃとおもっているし、ライブの予約をDMでさせていただくとつい「すりがらす1枚おねがいします」と伝えてしまって、なんらもなの極みであるが、おすきなように呼んでいただければさいわいです。面とむかって、おい、すりがらすって呼ばれるたびに、毎回、センキュ〜〜〜。(©︎柴田聡子)っておもっています。