磨硝子日記

すりがらすのブログ

ココ吉の放出へいってきた

f:id:slglssss:20180108222809j:plainきょう、ココ吉の放出へいった。

きのうの21時すぎにお知らせがでた。「突然ですが」とあるけれど、突然すぎるわい、とつっこみながら、まずは画像を保存して、拡大してみる。
放出リストを穴があくほどながめてもほしいとおもうものを確実にゲットできるわけでもないのに、これにしようかなあ、いやこれもほしいなあ両方はむりかなあなんてなやんだ。放出のたびに毎回やっている。

画面をつるつるとさわって、おおきくしたりちいさくしたりして、ひとしきりリストをながめおえて、もういっかいくらいたしかめて、じゃあほしいとおもうものを確実にゲットするにはどうすればよいのか、とかんがえたとき、「いちばん先にお店にはいる」という至極単純な解を得る。毎回やっている。
それしかないとおもったから、がばっと起きて吉祥寺へむかう。あたまがぼんやりして、夜ふかしした自分をうらめしくおもう。

駅からお店まで、きらびやかな晴れ着姿の女の子を何人も見送りながら歩く。正確にいうと早歩きくらいかもしれない。さむかったけれど、お店についたら、きもちがはやったからか、さむさをかんじなかった。


扉の前で待っているあいだ、早川義夫『ぼくは本屋のおやじさん』を読んでいた。
大学生のころ、4年間、書店でアルバイトをしていたのだけど、社員さんがいってたあれはそういう意味だったのか、なんていうふうに、そのころのことをあざやかにおもいだせる、そして、そのときに出会えていたらよかったのになあとおもうような、とても健康的ですばらしい本屋さんの話。わたしは本もすきだけど、「本屋さん」がすきだから、この本がとてもすきなのだ。


放出は一瞬のできごとなのであんまりおぼえていない。コメントカードちゃんと読む時間なかったな、読んでおけばよかった。でも、ほしかったものをなんとか買えたのでうれしい。



放出のあと、ユリイカサニーデイ・サービス特集号を読みかえして、やっぱり今年もココ吉にかよってしまうなあとおもった。


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