磨硝子日記

すりがらすのブログ

ほんとうにすきな化粧品2020【上半期編】

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気づかぬうちに梅雨いりし、日に日に風が湿っぽさをたたえるようになったことに驚いています。

自他ともに認めるコスメオタクのわたしであっても、この半期はだいすきなお化粧さえできないこともありましたが、ふたたび心地よく粧うよろこびをうけいれるようになった6月に、このごろのわたしにうるおいをあたえるお化粧品を紹介します。

選定基準

  • (なんとか)毎日使っていたもの
  • なくなったら買いたさないと困るもの
  • 使っていていい気もちになり、心がみたされるもの

【スキンケア】

FARMACY/Green Clean Makeup Meltaway Cleansing Balm

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宇壽山貴久子さんに教えていただいた「Beautylish」という海外コスメのECサイトで購入。もともと海外ブランドにあかるくなかったのですが、宇壽山さんのおすすめでCOLOURPOPをはじめコスメを個人輸入で買うようになり、また視野が広がりました。

このクレンジングバームは、Beautylishのタイムセール(宇壽山さんが教えてくれた)で買ったものです。
ひとことでいって、よく落ちる、ヌルつかない、スパチュラがしまえる。バームクレンジングにもとめたいことがすべて難なく叶えられています。洗いながした後はW洗顔していませんが、ほどよくしっとりし、肌がなめらかになります。

ほのかなライムのトップノートに、メイクになじませると花のような芳しさが広がるという洒落た香りもとてもすきです。
そして蓋をあけたところにスパチュラをしまえる内蓋がついていて、衛生面への気くばりも。FARMACYというブランド名のとおりナチュラルでクルーエルティフリーな成分にこだわっているのはいわずもがな、こういう小さいようでとても大切な配慮がほんとうに効いてくるとおもうのです。

WHOMEE/モイストボディクリーム

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ボディクリームってこれまでいくつか買ってきたけれど、そもそもなんのために塗っているのかあまりぴんときていないというのが正直なところでしたが、これは人生で出会ったボディクリームのなかでも、ほとんどはじめて、すごくいい!と体感できたものです。リピートしていて3本目になります。
お風呂あがりの濡れた肌に塗ってもヌルつかず、ベタつかず、香りがない。たしかに肌がふくふくと生きかえるような実感があります。

WHOMEEといえばわたしのフェイバリットブランドです。メイクアップアーティスト イガリシノブさんプロデュース、開発は「TVチャンピオン」の化粧品女王選手権で優勝した庄司麻美さん。なにをとってもおしゃれに決まるトレンド感と理論に裏づけされたセンスはもちろん、発色やテクスチャーなどのパフォーマンスもよくなかったことがなく、絶大の信頼と尊敬の念を抱いているブランドです。毎日かならずといっていいほど、なにかしらWHOMEEのアイテムを使っているくらいです。

そんななかスキンケアプロダクトの1アイテムとして発売されたボディクリーム。手にだすと黄色みをおびていて、美容成分には常在菌をととのえる効果が期待できるものも配合されているそう。
顔のスキンケアには力を入れていても体のほうは疎かになっている人にぜひこのクリームを使ってほしい、と庄司さんがYoutubeの動画で話すのをみて、これまでほおっておいた背中や脚の裏、おなかや腰まわりのケアをしようと使いはじめたところ、二の腕にできやすかったプツプツや背中のニキビができにくくなりました。そうかボディクリームを塗りつづけると、肌ってこんなに応えてくれるんだ、という発見があります。

こちらは香りがないのもいいところ。化粧品によっては香りがあるほうがきゅんとするものもありますが、全身にたっぷり塗るボディクリームとなると、体調などによっては無香料が心地よい時も。あえて香りはつけない質実剛健さと、たぶんこういう感覚をわかっているのであろう庄司さんの思慮深さに拍手を送りたいです。

【ベースメイク】

WHOMEE/モイストUVクリーム

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WHOMEEのスキンケアはいくつか使っていますが、そのなかでも毎日使っているのがこのUVクリーム。
紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)の日焼け止めが「白浮きする」「きしむ」「乾燥する」というのはもう過去の話なのだなとおもわされました。

とにかくみずみずしくて軽い。きしまないし乾かない、乳液を塗っているような感覚です。わたしの肌では、ほんのりトーンアップするくらいでほどよく明るさがでると感じました。
また、日焼け止め特有のにおいがまったくしないのもいいところ。多かれ少なかれ原料臭はするものですがそれさえもほとんどしないです。個人的に、紫外線吸収剤入りの日焼け止めは服につくと黄ばみの原因になるので首より下には塗らないのですが、これは顔も首も一気に使えるので気もちも楽です。これなら日焼け止めを塗るのが面倒な時でも使えるのでとても助けられています。
メイクをする時にはこの上にスムーサーを塗ると、テカりにくく、もちがよくなるとおもいます。

THREE/プリスティーンコンプレクションパウダーファンデーション

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マスクをするようになってからファンデーションを塗らなくなったとよく聞きますが、わたしもこの数ヶ月、リキッドのファンデーションを塗っていません。日焼け止めを塗り、フェイスパウダーの代わりに使っているのがこのパウダリーファンデです。
専用のブラシを寝かせて肌を撫でるようにつけると、素肌かな?とおもうような肌らしい質感を残しながら、なにも塗っていない肌よりも整えてくれます。

THREEのプロダクトってチークしかり、フォーミュラと、それをつけるツールの組み合わせの妙だなとおもうことが多いのですが、このファンデは特にパウダーの粒子が細かく、ツールによって塗布できる量がかなり変わるので、仕上がりも変わってくるとおもいます。
こちらは付属のスポンジやブラシもありますが、スポンジだとパウダーの粒子がつぶれて肌の上に均一に伸びていかない気が。毛が密集していないやわらかめのブラシで、圧をかけずに塗った時の仕上がりが好みです。

【メイクアップ】

N by Only Minerals/ミネラルソリッドチーク コンプリート 02、WHOMEE/マルチグロウスティック w rose

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青みのチークをさすと、「クールな血色感」をだせるというのが上半期の発見でした。
カラーメイクの主役がリップになってからチークは控えめになることが多かったのですが、たとえば赤リップをつけるとき、チークなしというのは自信がないし、でも同じような赤やコーラル系のチークをあわせると、どことなくほてったような暑苦しい顔になってしまうというのが悩みだったのです。

そんなときにみつけたこちらのチークは、どちらも青みをふくんでいて、肌にのせるとたしかに血色感はでているのに、ぽっと赤みがでず、すんとしてくれるのがいいところ。青みが肌の黄みをカバーして、赤みがつよくでてくるのを防いでいるのだとおもいます。

アイメイクとリップをつないでくれる名脇役で、他のパーツを邪魔しないのに、きちんと自らの存在感もしめしてくれる。カラーメイクは1点盛りから2点、3点盛ってよいという自由さのなかで、アイメイクなりリップなりとチークがお互いにひきたてあうというネオなバランスを簡単に実現できるアイテムだとおもいます。

ETVOS/ミネラルクレヨンルージュ フィグブラウン、LUNASOL/シームレスマットリップス 10

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マットリップがだいすきです。唇に染みこむような質感のものが特にすき。この2つは特に染みこみ感が好みで、よく使っていました。

ETVOSのは人気色で、バラエティショップを何軒かまわってやっとみつけたもの。たしか開店したばかりの@cosme TOKYOにありました。そしてたぶん同じ日に、LUNASOLのほうも買ったとおもいます。
ブラウンリップってとても流行っていますが、個人的にシックな色はシックな質感でつけたいという好みがあって、それにとてもマッチしたのがこの2つ。色味はどちらも赤みのあるブラウンで、裏側に葡萄色のような冴えた青みをわずかに感じます。この青みが洒落のエッセンスなのだろうなとおもいながら、それでいて部屋着のリラックスした素材にも合い、マスクにもつきにくく、きっと外へでるときにもつけられるブラウンは、これからもたくさん手にとるのだろうとおもいます。

エチュードハウス/ベターリップトーク ベルベット BE105

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マットリップがだいすきです(2回め)。こちらはふんわりパウダリー質感で、唇がマシュマロの表面みたいにすべすべになります。

韓国の化粧品って、コーラルの色味で「あ、韓国コスメっぽいな」と感じることがありませんか?このBE105はまさに、韓国っぽいくすみコーラル。MLBBカラーです。くすみ色がはいっていてひとひねりあり、無難にならず、唇をふっくらみせてくれて、よく使っていました。

エチュードのリップスティックは、似たようなカラーでもツヤ/マットや青み/黄みのバランスで細かくふりわけられていて、何色も集めたくなってしまいます。特にコーラル系や、黄みの強いオレンジ、彩度の高いレッド、くすみベージュなどお得意の色出しがやっぱりかわいいです。次は黄みのオレンジを試したいなとおもっています。

COLOURPOP/Give it to me straight

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アイパレットから長らく離れていましたが、このパレットはほんとうに試してみてよかったです。こちらは「COLOURPOP」(通称カラポ)というL.A.のブランドで、日本からはECサイト個人輸入ができます。

宇壽山さんがカラポのアイシャドウをいくつかもっていて、そのなかの「Super Shock Shadow」という単色のアイシャドウがほしくなってECサイトをみていたら、このパレットも買っていたという...。
単色アイシャドウは山ほどもっているのでもうパレットは買わないとおもっていたのですが、このパレットはシマーとマットの両方のテクスチャーがあるので組み合わせのバリエーションも楽しめるし、しかも色はウォームブラウンがベースなのでどれも使いやすいというのがとてもいいです。

カラポのプロダクトには、日本では手にはいらないような、ラメやグリッターがたっぷり使われているものもあり、それはそれでとてもかわいいのだけれど、こちらのパレットはいい意味で普段使いしやすく、他の単色シャドウやパレットの中の色とも合わせ使いしやすいのが予想以上に使い勝手がよくて、ポテンシャルの高さに感じいっています。発色がいいので、夏はリップをグロスにして軽めに仕上げるメイクに使いたいです。


昨年のベストコスメ(ベースメイク編で力尽きた)はこちら。
slglssss.hatenadiary.jp