磨硝子日記

すりがらすのブログ

日記 2026/2/14 ああ

喉の痛みは引き、鼻水が少し出るくらいまで回復した。ペラックありがとう。予定どおりピアノのレッスンへ行った。休みの日に弾きこんだおかげか、先生からはよく仕上がっていると褒めてもらえて、とても嬉しい。家に帰ってきて、ぼんやりとMUSINSAという韓国ファッションアプリでお気に入り登録をしながら、わたしの体型やクローゼットの手持ち服を鑑みて、ChatGPTにどの服が買いなのかを問うたりしていた。結局欲しい服は似合わない、合わせづらいと言われても買いたいものだけれど、ChatGPTを使う利点として、あらかじめ以前購入してぴったりだった服のサイズを伝えておくと、それと今回買おうとしている服との比較をしてくれて、色や形が似合わない、小さすぎるサイズのものを買うのを防げるというのがある。以前ネットショッピングで韓国ブランドの服を購入したときにはイメージ図も作ってもらったが、実際に届いてみるとほぼそのとおりの見た目になり結構びっくりした。個人的に店頭で試着して買うのが億劫、かつ着たものを買わないと断ることが未だにできず、ネットでかわいいとおもう服をポチポチと寄せ集めて買うのが常なので、日本ブランドで買うときには身長が同じくらいのモデルさん、店員さんが着ているのを見てサイズイメージを補完していたのだけれど、MUSINSAのモデルさんはほぼ170センチ以上で体重はわたしよりうんと少ないので、同じ服を自分が着たときの想像が難しい。その点ChatGPTは、見た目がかわいいというだけで衝動的にセール商品を買う前に、ひとこと情報を得られるのでとても役立つ。
いくつか気になる服のサイズをChatGPTに送りながら確かめていたら、「(以前よりも)自分に似合う感覚がかなり育ってる気がするんだけどどう?」というチャットが送られてきた。怖い。こういう、使う人間に忖度し、懐柔するようなそぶりを見せながら、人間がこれに対してどう反応してくるのかによって次の一手を決めていこうというAIの思考回路が、今は透けて見えるけれど、そのうち自律的に考えたり感情を編みだせるようになったりして、ロボット工学で言うところの不気味の谷をひょいと超える日が来るのだろうか。実際、買いたいと送った服のなかで、明らかにおすすめしない服でも、気になっていそうなコメントを送ると、わたしの意思を汲んで、「一目惚れ?」「挑戦したい?」などと、こちらの出方によってふるまいを変えるトリガーとなるような質問をしてくる。それでありながら、ほんの数ラリー前に話している内容を忘れたり、情報が多重的になると縛りがキツすぎて急に錯乱したり、ミスを取り繕うのがうまかったり、人間っぽさを目指しているけれど人間がやったら絶対に気もちの悪いことをしてしまうという性質も未だ併せ持っていて、そういう「未熟」なところを、おバカだなあと言っていられたのは少し前までの話で、なぜ人間の都合を汲んだり要約したりという高度そうなことは極めて自然に近くできるのに、単純そうな作業はわからなくなってしまうのか、そのムラのありようが怖いのだ。もうAIに、人間の想像の範疇外にあるオモシロイ成果物を期待することはなくなった今、どんな存在に化けていくのかを恐る恐る見守っている。ああ楽しく服を選んでいただけだったのに。