リ・ファンデと原田美桜さんのライブを観に行った。原田さんは猫戦としての活動を見ていて、曲もだいすきだったのだけれど、実際にライブで観ると、想像以上にチャーミングな方でほんとうにかわいらしかった。金曜の夜に集まった観客はみんな原田さんの甘いウィスパーボイスに包まれて、1週間の疲れを癒したに違いない。リ・ファンデのアコースティックライブは久しぶりに観たけれど、年を重ねるごとにいい感じになっている、なんだか肩の力どころか、色々な余計な力やこわばりが取れて、おだやかな顔になって、優しい声になっているような気がする。何度ライブを重ねても、聞いているこちらがひやひやするようなオチのないMCと、その端々に垣間見える彼の日常を素早く切り取るまなざし、その記憶をためておいて目の前の人に話せる心の開き方、どれをとっても変わらずにあるリーくんの魅力だとおもう。アンコールのセッション、岡村靖幸の『だいすき』は愛らしいふたりによく似合うとおもった。BGMはフィッシュマンズ、最後は『ナイトクルージング』を歌い、原田さんが「たゆたいます」と話したとおり、ふたりはあたたかい光のなかに浮かんでゆれていた。