磨硝子日記

すりがらすのブログ

週末のこと

ピアノの先生が替わってからちょうど1年になる。かわらずフィンランドの曲をやっていて、いまはシベリウスの『樅の木』だ。
ピアノ教室は2週間休講になり、そのあいだに練習していたら、なかなか弾けなかった中間部のアルぺジオも要領を得てきた。
シベリウスといいメリカントといいフィンランドの曲は、厳しい寒さ、降り積もる雪、鬱蒼とした針葉樹の森、切りたったフィヨルドや凍てつく湖といった自然の雄大さと、それのあわせもつ厳しさをかんじさせるとともに、ショパンへのあこがれをたたえたあまく優美なメロディがたまらなくすばらしい。日本ではあまりしられていない作曲家だとおもうけれど、前の先生がおしえてくれたのはとてもよい機会だった。年末に発表会が決まっているから、それまで何曲か練習するけれど、この曲も演奏する候補にいれておきたい。

暖かくなったことだし春物の服を買いにいきたいけれど、こんな状況だから外出するのもおっくうになり、通販でズボンとスウェットとバッグを買った。いってみたい古着屋があるのだけれど仕事の帰りにはなかなか足が向かず、けれどいちどいってみたら、すきなお店なのかそうでないのかわかるとおもうから、今週こそはいってみようとおもう。
ずいぶん前にパルコで買った古着の右腕にもや〜とシミをみつけていて(クローゼットにかけたときに気づいてしまった)、きょうやっとシミ抜きをした。酸素系漂白剤と重曹を3:1の割合で混ぜ、食器用洗剤を3滴たらす。襟につく日焼け止めを落とすのに覚えたシミ抜き剤のつくり方で、古着のシミにつけてみたところきちんと落ちて、どこがシミだったのかもわからないほどになった。中性洗剤で全体を押し洗いし、脱水にかけて干す。鮮やかな水色の織り生地なので色が抜けないか心配だったけれど、生地へのダメージはなく、気もちへのダメージもなかった。古着は大学生のときにおぼえたのだけれど、シミやほつれなどに気づかず買ってしまったときの「しまった感」は何度経験してもどうにも後味のわるいもので、できれば味わいたくない気もちなので、最近はシミ抜きやボタンつけ、縫い目飛びくらいならリペアするようにしている。ああこれはシミがあるからなあとクローゼットで眠らせるのはもったいないし、なにせ買うときの、ああこれはかわいい着たいとときめいたみずみずしさを守りたい。なるべく服にはいい思い出をおぼえさせておいて、それを着るときさえもいい思い出になるようにしたい。

キャベツ、にんじんを千切り、新たまねぎをスライスし、ツナ1缶と交互にタッパに詰め、オリーブオイルと酢、塩を混ぜたフレンチドレッシングを上からかけてフタをしておいたもの、ドレッシングがしみてきたころのサラダが常にタッパの中でできているようなかんじでおいしい。しばらくつくりおきしたい。

もう一度まわりはじめる

部屋を片づけ、レコードプレイヤーのピッチ調整をした。4年ほど前にはじめてレコードを聴くために買ったオーディオテクニカの10000円くらいのプレイヤーは、入門編としては操作も簡単だし音もよくて、当時のわたしにはじゅうぶんだったのだけれど、聴いているうちにピッチが高くなってしまって、再生するたびに喉元をかきむしりたくなるほどもどかしく、そのせいであまりレコードを聴かなくなってしまっていた。このプレイヤーはAmazonのレビューでもピッチが高いと書かれているので回転数が早くなってしまう仕様なのか、いっそのことプレイヤーを買い替えるのがよいのだろうかともおもったのだけど、それほど使い古してもいないので、「レコードプレイヤー オーディオテクニカ ピッチ 高い 調整」といったあんばいで、おなじ経験をもっている人はいないかとさがすと、1番上に解決法をのせたブログがでてきた。プレイヤーをひっくりかえし、回転数のところのネジをマイナスドライバーで動かせと。右か左かどちらに動かせばよいかわからなかったので、とりあえず45回転のネジを左に。ネジの上にはスポンジが貼られていて、おそらくこういうカスタムが容易にされないようになっていたのだけど、ブログによれば「ドライバーをぐっと押しこみ力をいれて回す」とのことであったので、スポンジで覆われているせいでネジ穴がよく見えないながら、ドライバーがはまる感覚を頼りに左に回す。プレイヤーを元に戻し、あれやこれやの線をつないで、ターンテーブルにベルトを巻き、プレイヤーにセットして、マットを敷いて、レコードを載せて、針を、大変だ。オートプレイであるからして組み立てをするのははじめてだったのだけど、これはなかなか大変なことをはじめてしまった。でもやるんだ、どうかネジは左回りであっていてくれ。7インチのレコードをかけて、iPhoneと聴き比べたり速さを確かめたりしながらピッチを調節した。ピアノの練習用に入れているメトロノームのアプリが役に立った。33回転の方は杏里さんの『Timely!!』にした。1時間ほどネジを探っては回し、ひっくりかえして組み立て、再生するのを繰り返すうちに、耳で聴く範囲では音程もあい、なんとか再生スピードもデジタル音源と同じくらいになったので、作業を終えた。素人の作業なのでもっといい方法があったのかもしれないけれど、これでレコードも快適に聴けるし、プレイヤーも前よりいきいきとしたような気がしたのでよかった。

これはまたレコードを聴くのがたのしくなるとおもっていたら、TwitterでSTEREO RECORDSさんが竹内まりや『ヴァラエティ』が入荷したといっているではないか。あこがれのレコードのひとつだったのだけれど、お店の面出しにあるのをみると、やっぱりパッと買えるものではないとおもって見送りつづけていた。そのうちにどんどんどんどん相場は上がり、最近では5000円をくだらないのではないだろうか。これは今ではないのか。東京でさえなかなかこんな機会もないとホームページをひらき、意を決して「カートへ入れる」ボタンを押す。ほかにはどんなのがあるだろうとページをめくるうちに、これもほしかった杏里さんの『COOOL』、あこがれの佐藤博『AWAKENING』再発盤、おなじく佐藤博『SOUND OF SCIENCE』もみつけ、注文した。きっとお店なら、きょうはやめておこうとどれかを棚にもどしていたのにちがいないけれど、通販であることもたすけて額面の重さはやわらげられ、いつになく大胆な買い物をした。ひさしぶりにこんなに買ったなとおもいつつ、だいすきなアルバムばかりがみつかってうれしかった。

まりやさんはもちろん、達郎さんや、ユーミンがだいすきだ。はじめてレコード屋さんで買ったレコードは松任谷由実『パール・ピアス』だった。なぜかわからないけれど聴いてみたいとおもうのはそういう人たちの音楽ばかりで、でもそれはわたしがひとりでに得た好みなのだとおもっていたら、ある時実家の車を買い替えたときに車内からまりやさんとユーミンのCDがでてきて、これだったのだとおもった。母にきくところによると、2歳くらいのときには言葉の意味もわからないままに『けんかをやめて』を歌っていたのらしい。まりやさんや達郎さんやユーミンの曲を聴いていると、はじめて聴くはずなのになぜか、これはしっている、とおもうことがあるのだけれど、きっと寝室や車のなかで繰り返し聴いていたのだとおもう。昨年、達郎さんのライブにいけることになったとき、母はとてもうらやましがったし、ライブがどんなだったかと興味津々で、内容を話すといっそういきたそうにしていた。それからおもいだしたようにまりやさんやユーミンの曲を聴きはじめたりもしている。ちなみに、わたしがこどものころからすきなaikoは、紅白でユーミンがでてきたらカメラも憚らず号泣していたほどのユーミンファンだから(新年会にも呼ばれているらしい)、わたしはやっぱり気づかないうちに聴いていたのだ。これも母のもっていたアルバム。
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最近のこと

今年も達郎さんのライブツアーの予約がはじまり、例のごとく応募しなければ当たりませんなのでeplusの申し込みページと根くらべをする覚悟をきめた。達郎さんのライブはご存じのとおり本人確認があるために、チケットの抽選を申し込む時点で「本人が確認できる書類を持っているか」とか「同行者の名前を入力せよ」などチェック項目がおおく、なんどもなんどもページ遷移させられて、とちゅうでドロップする人間をふるいにかけようとしてるのではとおもうほどに、根気よく画面をすすんでいかなければならない(入力ミスしたり戻るボタンをおすとやりなおしになってとてもいらいらするが、それにも耐える我慢づよさすら養われる)。

今年はバンドではなくてアコースティック編成のツアーで、会場がちいさいのでドンドン抽選にかけてどうかあたりますようにというかんじなのだけど(ちなみに東京公演は初日の高円寺JIROKICHIのほかに目黒のBLUES ALLEY JAPANでキャパは1回約130人とのこと…他県はクアトロ)去年のライブのことをおもいだせば、どんなにページ遷移させられても負けじとずんずんすすみ、とにかく抽選にはかけておきたいとおもうばかりである。ちなみに最初におこなわれる高円寺のJIROKICHIでの公演は、万が一応募して当たってしまったらこのさきの人生でそれ以上にすばらしいことが(おもいつくかぎり)ない気がして、そっとみおくった。昨年はじめて達郎さんのライブにいったあとは夢見心地で、翌朝起きてみたら全身が鉛のようにぐったりとおもくて、せっかく新潟までいったのにお寿司もバスセンターのカレーも食べにいけずおみやげもろくに買えずに柿の種とサラダホープをかついでからがら帰ってきたのだけど、今回ももし当たったら細胞レベルでからだがびっくりするのだろうなと武者震いしている。

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先週の水曜日に青山の月見ル君想フで「love city pop love」というシュガー・ベイブの『SONGS』の再現ライブをみにいった。カンバスというバンドの小川さんのことがものすごくだいすきで、それからゲストに林以樂がでるとのことだったのでいってみたのだった。ひとことでいって、とってもすばらしかった。平日だったのとコロナウィルスの影響もあったのだけど、ほんともっとたくさんのシュガー・ベイブを愛している人たちにわんさかきてもらって聴いてほしかった。どのパートも原曲の再現度がこれ以上ないくらいたかくて、というか、エッこれもうそのまんまじゃん…みたいなおかしさすらあった。『パレード』のあかるくてうきうきわくわくするアンサンブルとはちきれそうに希望にみちた歌詞、『すてきなメロディ』の達郎さんと大貫さんのふたりにしかつくりだせない繊細なハーモニーのうつくしさと力づよさ、『SUGAR』のベースラインにはじまり声も楽器の音色も入り乱れる情熱のほとばしり、それらをはじめて身をもってみたはずなのに、耳にしたはずなのに、耳の奥に残るだいすきな曲たちのしらべが目の前でつくりだされているという感覚になんども陥ったし、音源のなかにとじこめられているはずのものが生身に還っている気さえする感動があった。『SONGS』はみずみずしくて挑戦的で夢とか(かなわないことへもふくめて)あこがれがたくさんつまったアルバムだなとおもうのだけど、そういう目にみえない想いまでもていねいにすくいとったような演奏をみていて、わたしはシュガー・ベイブのライブをみることはできないけれど、当時はもしかしたらこんなかんじだったのかなとおもえただけでもこのライブにきてよかったなとおもった。

小川さんは『ためいきばかり』を歌われてたのだけど、村松さんのくせのあるみじかくきれたりはねたりする歌い方をとっても忠実に歌われてて、それが忠実さをめざしてるからなのか、愛がそうさせているのかわからないのだけど、小川さんの演奏とか日ごろのツイートとかみていていつもすきな音楽とかミュージシャンにたいする人いちばいのリスペクトをすごくかんじていて、ほんとうにすばらしい方だなとおもいかえしたりした。benbenちゃんの『都会』、大貫さんのさっぱりとしてなにものにも媚びない、ながれる水のようなボーカルもだいすきなのだけど、benbenちゃんのチャーミングな人柄もあいまってより表情ゆたかになったこの曲もよかった。ちなみに台湾では日本の「シティポップ」をDJがクラブミュージック的にかけるのが流行ってるそうで、達郎さんもこのあいだ夫婦放談のときにとってもふしぎがっていたのだけど、純粋にいいことだなとおもう。カンバスはアルバムがすばらしすぎるのでぜひ聴いてほしいです。

Island

Island

  • カンバス
  • J-Pop
  • ¥2037
music.apple.com

来週に下北沢440である中野督夫さんのチャリティライブは村松さんも出演されるとのことで、なにやらあの曲とかもやるみたいなのでとてもたのしみ。推しズことbjonsもでるし(そんなふうに呼んでいるのはわたしだけですごめんなさい)、笹倉さんもでる(クランベリーの庭の会員なのだけどなかなかライブにいけないのでほんとうにありがたい機会)。シュガー・ベイブの再現ライブをみていておもうのは、じぶんのすきなバンドなりミュージシャンがいま活動していて、チケットが手にはいればすぐ直接みにいけるというのはとても尊いということ。「いつまでも あるとおもうな 親と推し」を胸にきょうもライブの予約をしては手洗いうがいを励行し、マスクをがっちり身につけている。

bjonsのこと

2月14日(金)、だいすきなバンド「bjons」の新曲が配信リリースされました。ずっと待ちつづけていた新曲は数分ずつであっというまにおわってしまったけれど、でもとてもうれしくて胸がほかほかな気もちでいっぱいになったので、うまくことばにできるかわからないけれど、ブログを書いてみようとおもいました。
えーと新曲は、とおもったけれどそのまえに、すこし(たぶんながくなるけど)bjonsをさいしょにしったときのことをおもいだしてみます。

わたしはなにでbjonsのことをしったかなとかんがえると、『SILLY POPS』の発売のときにたしか岡村詩野さんがイマラジでbjonsを紹介されていて、それを聴いていたドリーミー刑事がツイートしたのをみたのだったとおもう。そのあとなんでかのきっかけで音源をはじめて聴いたときに、あ、これはわたしのずっととってもすきな音楽、とぴんときて、ツイッターでメンバーのみなさんを一生懸命探してぽちぽちフォローした(橋本さんのアカウント、当時はプロフィールの画像が設定されてなくて、別人じゃないよね、っておもいながらフォローした。ご本人でした)。さいしょにライブでみたのは北参道のストロボカフェで、夏のおわりの雨がふっていて、すこし肌さむい日だった。北参道にはじめていったので駅の出口をまちがえて(ライブのとき時間に余裕をもってつけたためしがない、こんなにたくさんライブにいっているというのに)、会場についたら谷ぴょんさんに道間違えた?とにこにこ話しかけられたのをおぼえている。

そこでみたライブがなんともわすれられない。音源で聴いたときの、これはとってもすきな音楽だなとおもった、どきどきする気もちがにわかによみがえってきて、ストロボカフェのあたたかい照明につつまれて、こんなすてきなバンドがいて、それをいま目の前にしている、ほんときょうきてよかった、とずっとほわほわとおもっていた。ゆたかな音色と、つややかであたたかい歌声、にこにこ笑いあうネアカな雰囲気。けっして派手さはなくて、むこうからがつがつとせまるようないきおいもなくて、ラジオとか街中でふと聴いたら気になってしらべてしまう曲のように、音楽そのものがひとりでに魅力の玉のようにころがってきて、わたしはそれを興味の目をみひらいて、しかとうけとるだけなんであった。それにしてもこのギターボーカルのひと、めちゃくちゃに声とたたずまいがすきすぎる!ア~~~このギターのひとの音色もちゅちゅちゅちゅ~んてしていてテクニシャンすぎる!ぬ~~~ベースのひとの縁の下の力もち、もとい、怪力感がすごい!

そのライブには長門芳郎さんもこられていて、というか長門さんはよくbjonsとかSpoonful of Lovin'のライブにいらっしゃって、なんかふつうにそこに座っているけど、毎度おみかけするたびに、れ、レジェンド...!みたいな気もちになってしまい、達郎さんとうなぎとか食べたことありますか?みたいなどうでもいいことを逆にきいてみて普通に話しかけてもいい人だと確かめたくなってしまうのだけど(こないだパイドに加納エミリさんのレコード買いにいったときはじめて話しかけられました、かわいいおじいちゃんでした)、このときは長門さんのむちゃぶりで、bjonsはのちに大瀧詠一トリビュートアルバム『GO!GO!ARAGAIN』に収録される『雨のウェンズデイ』を演奏してくれたのだった。長門さんありがとうございます。わたしがこの曲をライブで聴けたのはこのときもふくめて3回だけです。この曲はほんとうに何度聴いても、bjonsがカバーしてくれてうれしいなとおもうばかり。さっぱりとそぎおとされたバンドアレンジと、そのなかできわだつつやつやの今泉さんの声、きらっとひかるギターやキーボードのフレーズ。インタビューで今泉さんが、この曲の歌詞のことばの区切りかたがおもしろくてそれに気をつけて歌ったというようなお話をされていたのをみたけれど、改めて聴いてみてもそういう原曲のたましいがあたらしい蝋燭の上でしずかに燃えるような歌い方、演奏に、bjonsがいる時代にこそ生まれてよかったなとおもうばかりなんである。ライブの帰りぎわにドアをあけてふりむいたときの、今泉さんがにこにこの笑顔でわたしに手をふる姿が目に焼きついている。
r-p-m.jp



それから去年のはじめのライブくらいに、だんだん新曲が披露されるようになってきた。去年はbjonsのでているライブに3回いっているけれど3回とも演奏していたのが『抱きしめられたい』だった。最初の印象は、なんかむつかしい曲で、なんか宇宙、みたいなかんじだった。容易におぼえられなさそうなコードやメロディライン、サビにきてぐわっと空間がひろがるような展開と「宇宙船の呼び声」という歌詞にかんぜんにひっぱられているが、先日リリースされてから歌詞をみたらちゃんとコンビニにいた。なんだかここからは妄想だけれど、この曲の歌詞は、毎朝おなじように乗る満員電車や、街灯に照らされた家の近くのしずかな夜道をしっている人じゃないと書けないのではないかとおもった。電車に飛びのって車窓から景色をみていると、いつもおなじようにみえて、季節のほうがかわっていくのに気づいたり、人ごみのなかでつり革をつかみながらふとみやった空がぬけるように青くて、それこそ『SILLY POPS』のジャケットみたいな色をしているなとおもったり、そういう機微をすくいあげるような物語にかんじられる。「夜明けのブルー」にはじまり、色彩や光の明暗をあざやかさに映しだすことばと、繊細かつ複雑に表情を変えるアンサンブルがあわさり、まるで万華鏡をのぞくようにつぎつぎと景色がみえてくるようである。たくさんの人影が行きかうのもみえるのだけど、その人たちは自分とははなれた存在で交わらず、いつもおおきな街の中にひとりでいるような感覚。ところで今泉さんは歌詞のなかで、いつも世界と自分とか、君と僕(僕と君ではない)の距離をはかっている気がする。「麻酔がさめたら」とか、白昼夢みたいなふわふわとした靄のかかった映像としてみえてくることもある。ライブにいっても今泉さんとは3回くらいしか話したことがなくて、ふだんコンビニでなに買うのかとか訊きたい。

『フォロー・ユー』はライブで演奏している新曲のなかでいちばんすきだなとおもっていたので、このたびリリースされてすごくうれしい。まずもってbjonsにしかできないよというかんじのタイトなリズム感のアンサンブル。そしてその整然としたリズムの上に、これまでのbjonsの曲のなかでもすこしだけ音域の高い、今泉さんの揺らぎをたたえたせつないメロディラインがのってきて、クライマックスへむかうにつれてうねりを増してくる。だんだんと楽器の音がふえてきて、音の密度がぎゅっとたかまり胸もたかなりまくったところで谷ぴょんさんのぱぱぱぱっていうフレーズで歌詞に目をおとすと「生まれかわるなら僕のことを待ってからにしてくれないか?」…なんか、現実にこういう気もちになったことないけれど、ここへつれてきてくれてありがとう、みたいな気さえした、涙腺決壊…

bjons、だいすきなのだけど、聴いていてとっても、も~ずるい!みたいな気もちになるのはわたしだけだろうか。全員ずるい。りっちゃんさんのドラムの音、すっごくすっごくすきな音で、あったかくて重さのあるパスッていう音が最高だし、谷ぴょんさんはひとことでいってなにをするにも気が利いている方ですが、今回も八面六臂のご活躍。橋本さんは『抱きしめられたい』の最初の1音でもうすばらしすぎるので割愛します。渡瀬さんは個人的にだいすきでサポートで出演されているほかのライブもちらちらといっているのだけど、ほんとによらけんさん(と呼ばせていただいていますが)のようなすばらしいギタリストがおなじ時代に生きていることがうれしくてしかたないです。今泉さんのすばらしさはちょっと語彙力がたりなくてうまく説明できないけど、秘密のミーニーズの菅野みち子さんが今回の新曲を「色気がある」、今泉さんを「声がイケメン」と形容されているので、あつかましくも同志…みたいな気もちでいる。色気って、とてもエネルギーをたたえていてとてもいいことばだな。色気。わたしも今泉さんの魅力を色気とかそういう熱量の高いことばであらわしたいけれど、あぶなっかしくてできなくて、いつも「推し」と呼びながらどきどきする気もちをくるんでは胸のそこにしまっている。

今週末にひさしぶりにbjonsのライブをみられる。今泉さんはライブの前に風邪をひいちゃうらしいので、どうかいまだけはと祈りながら、あと何回寝たら、とはやる気もちをおちつかせる日々です。

ほんとうにすきな化粧品2019【スキンケア&ベースメイク編】

いままでツイッターではあまりいってこなかったのですが、わたしがこの世でいちばんすきなものは「化粧品」です。
スキンケアも、口紅やまぶたにきらきらをのせるアイシャドウも、シャンプーもボディケアもだいすき。

会社帰りや週末にはバラエティショップへでかけて化粧品を物色、インスタでは化粧品ブランドやコスメマニアのアカウントをフォローしまくり、寝る前にはYoutubeメイク動画をみる日々。比喩ではなく事実、三度の飯より化粧品のことをかんがえているのがすきなくらいです。

そんなコスメオタクが年の瀬になるとさけてとおれないのが、美容誌やクチコミサイトで発表されるベストコスメ。ふつうそういったメディアが発表するベストコスメというのは(アットコスメベストコスメをのぞき)新作コスメがほとんどなわけですが、正直いって「たしかに流行っていてかわいいor興味あるけど、わたしにはあわなさそう」と感じるものもおおく。

ならばもうそういうのはいい!(すごく参考にはするけど!)自他ともに認めるコスメオタクであるわたしがほんとうにすきな「マイベストコスメ2019」を紹介します。

選定基準

  • 毎日使っていたもの
  • なくなったら買いたさないと困るもの
  • 使っていていい気もちになり、心がみたされるもの


×こういうのは対象外にしました

  • 毎日使うけどイエーイ!というほどではないもの
  • 仕上がりはすきだけどイマイチ自分の気もちにフィットしないもの

さっそくいってみよー!


【スキンケア】

WHOMEE/オイル美容液

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WHOMEEラバーであるわたしにとって、WHOMEEのなかでも1、2をあらそうくらいお気にいりなのがこのオイル美容液。

スキンケアでオイルを使ったことがなくてあまりぴんときていなかったけど、これは「軽くてベタつかないなんて当然」「それでいてしっかり保湿はしてもらわなくちゃね」という昨今のオイルにずけずけともとめられる難儀な条件をかるがるとクリアしながら、たとえば化粧水のあとにこれだけ、というような超絶シンプルケアにしても翌朝には、あらなんだか肌がしっとりもちっとしている、メイクのりがいい、というのをかんじられるくらいのめざましいパフォーマンスで華麗に加点もゲット!な優等生。

それでいて成分は2つしかはいってなくてめちゃくちゃシンプル。夜の保湿にはもちろん、朝のメイク前につければ夕方の乾燥くずれにもさよなら、一日じゅうベースメイクが肌にとどまるうるおい肌に変身!ばつぐんに信頼のオイルなんであります。

オイル美容、というのが流行りだしたのはいつのことだったでしょうか、4~5年くらい前からスキンケアラインの一品としてはひろくあたりまえになってきたのでしょうが、まだまだ肌にオイルを直接塗るっていうのは抵抗ありませんか。なんとなく、なじまずベタベタするような気もするし、毛穴に詰まるようなかんじもする。あと美容液の位置づけになっていると、色々成分がはいっていて7,000円とか、高いし。でも、いつかはためしたいオイル、そんなときに出会えたのがこの子。さらりとしているのに、その前につけておいた化粧水なんかと肌の上でうまく混ざりあってなじみ、しっかり油膜の役割を果たしてくれる。

ちなみにブランドをプロデュースするメイクアップアーティスト・イガリシノブさんは、敏感肌とご自身でおっしゃっているけれど、このオイルはイガリさんもご愛用とのことだから敏感肌さんも一度テスターでおためししてみては!
わたしの夜のスキンケアはシートマスクをはずしたらこれをつけて終わりなのだけど、最近は肌荒れしないしむしろ肌きれいになりました。これでお値段2,800円、きょうからプラスワンアイテムに、いかがでしょう。

ルルルン/ルルルンプレシャス GREEN

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お風呂あがったらこれつけて、Youtubeで動画ひとつみてからはずして、WHOMEEのオイルをつけたら終了。わたしがながいこと肌荒れもなく乾燥もかんじない肌をキープできているのは、ほんとにこれのおかげとしかいいようがない。ありがとう、ルルルン。

シートマスクはあまたありますが、それまで「特別な日の前にするもの」だったシートマスクを「毎日するもの」にかえたのはルルルンにほかなりません。ていうか「特別な日」がそうそうやってこない人にとってはシートマスクって無縁だったよねってくらいなんですが、ルルルンの、ウェットティッシュのようにさっとひきだしてぺっと顔にのせたらOK!というデイリー使いフレンドリー設計をかんがえた人は天才です。

ところでシートマスクって1枚からためせるのでいろいろためしてはみるのですが、つけてみて、あるいははずしたときに、オッこれはすごい!最高かも!とおもうことってありますか。わたしはこのルルルンに出会うまで、そんな経験はありませんでした。シートのカッティングが顔にあわない、特に目のところ大きく空きすぎてていちばん保湿したい目のまわりのとこカサカサのままじゃん!とか、頬のシートがやたらにおおくて余るとか、それからシートにしみこんでる液がやけにとろとろしていて、はずしたあとも肌のうえにぬるぬるとのこってしまう(保湿感を表現しているのでしょうが、そのわりに肌はやわらかいかんじにならない)など。

ところがみなさんルルルンはすごいです。まずケースからスッと取りだすと一切ひっからまらずにさっと広がり(これけっこうむずかしい技術だとおもうんですよ、折りたたんであるシートがパッと広がるって!シートの素材えらびの妙だとおもいます)、顔にのせると…オオオオオン!目のキワのキワまでシートがきてる!目の下の乾燥が気になるところとか小鼻の横とかもちゃんと保湿できる~~~!しかも頬のシートも余らない!シワにならないしムダがない~~~!はずしてみたらヌルヌルしないし、しかも肌が…もちもち吸いつくみたい…化粧水と美容液と乳液と、って一生懸命つけたみたいっていうかそれ以上に肌が…ふかふか…!これ貼ってただけなのに!?!?!気もちまでルルルンなんですけど!!!!!

ちなみにみなさんご存知のようにルルルンはいろんな色がありますが、いろいろためした中でいちばんときめきルルルン度が高かったのは緑。ただリニューアルして、これまで緑にしかはいっていなかった成分がエイジングラインの金と赤には配合されたので、そっちもいつかためしてみようとおもってます(緑はAmazonの定期便で買ってるからいつになるかな…)。

コーセーコスメニエンス/メイクキープミスト

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ふだんは会社員をしていますゆえに、朝7時半にメイクして、夜9時に帰宅するまでの13時間くらいのあいだ、いやおうなしに頭をもたげるのは「化粧もち」であります。ベースメイクは極力うすく、鼻にはサラッとする部分下地を塗ったあとにプリマヴィスタの下地を塗りかさねたアルティメッド態勢で臨んでおりますが、時間には勝てぬもの、やっぱりじわじわとしみでる小鼻の皮脂をおさえつつ残業にはげむ日々でありますが、このキープミスト。

有名だけどちょっとお高い●●●●スのが世では絶賛されておりますが、これ、めちゃくちゃいい仕事しますよ。しかもお値段3分の1の1,200円。

かるく振ってから、メイクのしあげに5~6回シュッシュと吹きかけるだけ。顔もけっしてビショビショにならないこまかいミスト。あまいフローラルの香りだけがあまりこのみではないにしても、ミストでベースメイクなどの粉モノがしっとりおちつく気がするし、なんといっても、夜になると小鼻の皮脂がジワ~としみだしてくずれていたのが、ベースメイクがながれることなくもちこたえているではないか!

フィックスミストってどういうものなんだろう?と気になっている方にこそおすすめしたい。こういうものなんだね!とよさを実感できるきっかけになるとおもうから。


【ベースメイク】

WHOMEE/コントロールカラーベース

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いままでベースメイクには特にこれといったこだわりのなかったわたし。日焼け止め塗って崩したくないところにプリマヴィスタ塗ってファンデーションでお粉つけて完了、みたいな、至極ふつうのやり方でやってた、っていうかそれしか方法を知らなかったわけですが、このコントロールカラーに出会ってからというもの、コントロールカラ―ひとつでベースメイクを「毎日」かえられるという、おどろきとよろこびを日々かんじております。こちらもイガリシノブさん監修、WHOMEEのコントロールカラー。

コントロールカラ―って美容誌ではよく、肌のクマとかくすみとか血色感のなさとかをカバーする=欠点をカバーするためのテクニックとして紹介されてて、情報としてはそれはそれでありがたいんですけど、いやいやとりあえずのベースメイクはいま使ってるのでオーケーですっておもってたわたしにとってはぴんときていなかったのです。

当時のコントロールカラーにたいするかんがえがこれ。

  • ベースメイクで塗るものがひとつ増えるから結果的に厚塗りになりそう
  • くすみには何色を使うのがいいとかむずかしい
  • とりあえず手間が増えて面倒

ところがどっこい、イガリシノブさんのファンになり、メイク動画でベースメイクの工程をみるようになってからは、そうじゃないんだなとおもうようになった(単純)。

動画のなかでイガリさんが顔の中心だけにこのコントロールカラーをぺたぺたとおいていくと、そこだけぱっと明るくなる。鼻の横とか口角のちょっとしたくすみはコントロールカラーでととのえられるのだ。そしてなるほど、コントロールカラーは顔全体に塗るものではない。塗るべきところに限定して塗っていけば厚塗りにならないし、むしろコントロールカラーを適切に塗ってファンデーション前の肌をととのえておくことによって、あとから塗るファンデーションの量を減らすことができて、厚塗り感を防止することができるんであった。実際にはかさねているのにより自然に、かつファンデーションだけではだせない肌の「ととのい感」もだせる、これは欠点をカバーするだけにとどまらず、肌のおめかしである。

こちらはブルー、ピンク、パープル、イエローの4色展開で、わたしはポイントメイクや服の色にあわせて使う色をかえている。赤やオレンジのリップをきわだたせたいときには補色のブルー、くすみピンクのリップやアイシャドウで顔のくすみ感がめだちそうなときにはピンク、といったあんばい。どれもイガリさんがインスタライブや雑誌で紹介している組みあわせを参考にしているからむずかしくない。

たしかにベースメイクには「ひと手間」ふえるけれど、それはベースメイクをよりメイクや服にあうようにととのえる着せかえのようなものだとおもえば、かけるべき手間もあるというものだ。逆転の発想、というのはこういうことだなあと膝をうつ、そんな気づきをくれた下地なのだ。

塗ってみてはじめてわかるのだけど「コントロールカラー」という名前はいい得て妙、肌の色ムラやくすみなどをすこしだけ明るくととのえ「コントロール」してくれる仕上がりだ。これがとても自然で、わたしの肌がもとからこれだったらいいな、ってくらいのひかえめな変化。それがなんともよかった。
昨今の肌づくりといえば、カメラアプリのフィルターの進化もあってどんどんツルピカ、一点のくもりもなく透けるほど透明感のある肌が理想になっている節もあるのだけど、現実にはそんなこと叶うはずもなく、わたしのこのみでもなく、そんななかでこの下地は、もっと顔だちや服装になじみ、自分の気もちにあい、さりげなく肌をととのえて素肌をお化粧の似あう肌に変えてくれる。この下地のよさは使えばわかる、写真にはうつらないうつくしさがあるから。肉眼でみる世界には、これくらいのフィルターがちょうどいい。

これに出会うまで、ベースメイクはほんとうに興味がなくて、カバー力のあるファンデもきらいで、ずっとNARSのティンティッドモイスチュアライザーみたいな極薄にしあがるBBみたいなファンデを使ってましたが、いやいや、そういうわたしみたいな人こそ、コントロールカラーを塗った方が逆によかったってことを教えてくれた商品です。

SHISEIDO/シンクロスキンティンティッドジェルクリーム

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コントロールカラーの上にかさねる、超みずみずしいファンデ。デパートで売ってるSHISEIDOのです。
チューブにはいっていて、一見BBかな?っていうかんじにもみえるのですが、手にだしてみると、あきらかにBBとか、これまでにあったファンデーションではない。さらに手の甲なんかにひろげてみると、これは、ちがうとわかるはず。伸びがよくみずみずしいファンデーションというのはどこのブランドにもあるのでしょうが、これは、ムースのようで、ジェルのようで、とにかく粉感ゼロ。みずみずしさに肌色を混ぜてホイップしたのではっていうくらいの軽さ。新しい。

話はずいぶん前にさかのぼりますが、わたしがはじめてメイクをした大学1年生のとき、パウダリーファンデーションを塗ったときの、ああ~すごいお化粧してるってかんじ!とおもった、あのわるくいえば「わざとらしさ」「不自然さ」みたいなものがわすれられない。おもえば大学生なんてそんなにファンデーションしっかり塗る必要もないくらい肌もきれいだったでしょうが、自分の顔が、あきらかになにかを塗ってのっぺりとしたかんじ、がどうしてもいやだとおもってしまったんであった。

それと、そのお化粧感がにあわないのには、わたしの服装がカジュアルだったこともあって。就職してからも比較的カジュアルなかっこうで仕事をすることがおおく、いまの会社なんてTシャツにジーパンにサンダルが夏のワードローブであるし、普段着では古着のやはりカジュアルな服をえらぶことがおおいから、そんなときに肌だけがパリッときれいにきまっているっていうのはやっぱりやりすぎている、アンバランスだとおもった。

となると、かぎりなく素肌っぽく、塗ってる感がなくて、でも極端に無防備ではなくて、まぶたやくちびるに色やきらきらをのせるのには耐えられるくらいにはお化粧していることがわかるかんじにしたい、という、とてもむずかしいところに、わたしのベースメイクニーズが着地してしまうのだ。

そうしたときに美容系Youtuberさんが紹介していたのがこのファンデ―ション。その方は、以前わたしが愛用していたNARSのティンティッドモイスチュアライザーをすきだといっていたから(NARSのほうがもうすこしつやをおさえたかんじでセミマット。でもNARSのなかでは「つや」分類なんですよね)、きっとこのSHISEIDOのもすきかもしれないとおもい、渋谷の西武でタッチアップしてもらった。

塗ってもらって、すぐ買うことを決めた。指で頬にぺぺぺっとひろげただけで、ジェルのみずみずしいつやがでる、しっとりしたオイルのぬらっとしたつやでも、ハイライトのぎらっとしたつやでもない、水の軽さをかんじるつや。それから、これはめちゃくちゃほめことばなのだけど、「ぜんぜんカバー力がない」!

というのもタッチアップをしてもらうとき、自分がいつも塗っている量よりもたいていおおく塗られてしまうことがしばしばあり(なぜかってそれが適正量だからなのだけど)、家で使うときはもっとすくなくしよ、なんて、いつもよりベースメイクだけビシッと端正にきめてもらった顔でおもうのだが、これは美容部員さんが何度かさねても厚みがでず、肌の色ムラだけをととのえる。タッチアップで使ってもらった適正量が、自分でもほどよく使えそうな量だ、とその場で確信できた。そのときに着ていた服からも浮かない、普段着用のファンデーションに出会えたとおもった。

ちなみにそんなにカバー力がなくて薄づきのファンデ、くずれるんじゃないの?って、そんな心配もご無用、くずれません。つやの膜が一日じゅう長続き。
一時期なにをおもったか、ダブルウェアのロングウェアなところだけをとりたくて、とにかく薄―く薄―く塗ることに心をくだいていたこともありますけれど、なんでそうしてたかっていうと、カバー力がいらないから薄く塗りたいっていうことのほかに、ファンデが厚いと、くずれた時にまじ目立つ&修復不可能だからだとおもうんですよね。だから、自分のテクニックで薄く塗らなくてももとから薄くついて、しかももちがいいファンデがほしいな!カバー力はいらないよ!ってコレじゃん!!!!!って。

こういう薄づきのファンデーションは、たとえば休みの日に朝から晩までお買い物で外を出歩いててぜんぜんお化粧直ししなかったわ、って時にも、さっと表面の皮脂だけとってお粉をつければなおせるってのもいいところ。最近はメイクキープミストも手伝ってほんとくずれに悩まなくなりました。

SHISEIDOはカラーものが去年フルリニューアル、今年はファンデーションの新しいのがでて(それもわたしにはカバー力が高いとかんじるけどすごいよかった、するする伸ばせて薄づきなのにちゃんとしてる系ファンデの最終形態なんではっていう。モードな服とかオフィスメイクにあいそう)、そんななかこの子はどんどこ目立たなくなっちゃってるのですけど、めちゃくちゃいい仕事するのでもっとたくさんの人にみつけてほしい。SHISEIDOさん聞こえますか、しばらくこの肌でいこうとおもってるからなくさないで。毎日感謝しています。

というわけでここまでがスキンケア&ベースメイク。メイクアップ& moreにつづく。

コスメのインスタをはじめました!よろしければ覗いてみてください!
https://instagram.com/slglssss_cosme?igshid=hlpw71i26v7o

12/22(日) いなかまちにおんがくがなりひびく その41 開催します!

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とうとうこれをおしらせする日がやってきました。
このたび、ライブの企画をさせていただきました!


ツイートをご覧になり、はじめてブログにやってきてくださったみなさま。
はじめまして、すりがらすともうします。

普段は会社員をしております。
3年ほど前に生まれてはじめてレコードにふれてから、ときどきレコード屋さんというかココナッツディスクにいってはこそこそとJAPANESEの棚をみたり、毎週末どこかのライブハウスやカフェや神保町試聴室に出没してジンジャーエールでライブをたのしんでおります。

これまでは「ライブをみにいく人」だったわたしですが、ライブを企画したいとおもったきっかけをすこしおはなしします。


わたしがいちばんだいすきなのが、日常をすてきだとおもわせてくれる音楽です。
ふつうのことにつぶさにまなざして、こころの機微をのがさず言葉にした歌、ふつうの生活のなかでゆったりとみて聴ける曲。そうしてなんでもない日も、しんどい日も、とくべつな日も、すてきにいろどってくれるような、そういう音楽がすきです。

ライブをみにいくうちにだいすきなバンドに出会い、ライブにいくのがたのしい、ライブにいくと毎日がたのしい、とおもうことがふえるようになりました。
それはきっと、ライブへいって音楽を聴くことが日常と地つづきで、わたしの毎日をすてきなものだとおもわせてくれるからだとおもいます。

日常をほかほかとあたたかくしてくれるような音楽を、たくさんのみなさんとたのしめたら、そんなひとかけらのおもいから、このたびカフェクウワさんのご協力のもと、だいすきなバンドのみなさんをお呼びして、ありがたくもライブを企画するはこびとなりました。

お呼びするバンドはこちらの2組です。

◆菅原慎一BAND
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シャムキャッツのギター/ボーカル 菅原さん率いる6人組バンド。メンバーは、菅原慎一さん、大塚智之さん、水谷貴次さん、芦田勇人さん、松村拓海さん、内藤彩さん。
なんと、バンドの公式サイトよりも先に、宇宙初解禁のアー写を使わせていただいておりますが、ご覧ください、このあたたかくたのしげで、個性あふれるメンバーのみなさんを。
さまざまなバンドで活躍するメンバーがもちよる色とりどりの音色の豊かさと、それらがたがいに手をとりあいステージの上で調和する一体感、そして、聴いているとどこか心あたたまる、包みこむようなやさしさをたたえた、唯一無二のバンドです。


◆SaToA
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2014年に結成されたスリーピースバンド。バンド名のSaToAはメンバー3人のお名前(幸子さん: Sachiko、朋子さん: Tomoko、亜美さん: Ami)のイニシャルから。これに気づいてしまった日には、なんてかわいいバンド名なんだ!とおもいませんか!
ギター、ベース、ドラムというシンプルな構成ながら、変幻自在の音色と3人の織りなすみずみずしいコーラスがなんとも胸がきゅんとさせてくれます。かとおもえば演奏はとってもかっこよくてギャップにやられてしまうし、でも「なんちゃらラジオ」では等身大の女の子のおしゃべりもしていて、みるたびに聴くたびにちがう一面に出会える、魅力がぎゅぎゅっとつまった3人。


会場はカフェクウワ。埼玉県の久喜市にある、古民家を改装したカフェです。
地元 菖蒲産の野菜や果物をつかったおいしい料理と、店長 間宮さんの選曲したグッドミュージックをたのしめるお店が、地元の方にも、音楽ファンにも愛されています。
日常をあかるく照らすようなライブにしたいとおもったとき、まっさきにおもいついたクウワさんでライブをみたいとおもいました。
今回のライブの企画・フライヤー制作など、多大なるお力添えをいただいております。


みなさんのたいせつな1日に、すてきな2組と、冬のあたたかいおもいでをつくりにきていただけたらうれしいです。

当日きてくださったみなさんによろこんでいただけるよう、たのしいしかけもかんがえております!(クウワさんがんばって)

みなさんのおこしをおまちしております!


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いなかまちにおんがくがなりひびく その41

〈出演〉
原慎一BAND
SaToA

埼玉・カフェクウワ
2019/12/22(日)
OPEN 17:30/START 18:30
予約 3,500円/当日 3,800円(+D)

▼ご予約
info@cafecouwa.com まで
0480-31-9976
お名前・人数・ご連絡先をお送りください。

8月のこと

9月になったと気づくときおもいだすのはaiko竹内まりやか、束ねた髪はたぬきのしっぽのようにたっぷり太く、背中にあたるとボトっと音がするほどに生き物然として、この髪はわたしの頭のなか、みききしたことがずしりと積もり、毛束をふればぶんと風を鳴らしている。会う人会う人に、髪がのびましたね、といわれ、そうか、とはっとするけれども、しばらく会っていなかった人たちとの再会をよろこぶ日々である。


いつからだったか週末にライブの予定をつめこむのをやめて、それがまたすきなバンドをみたくなって先週と今週はライブへいった。


先週は神保町試聴室でポニーのヒサミツとbjonsをみた。
実をいうとポニーさんをはじめてみたのは『GO!GO!ARAGAIN』のイベントにSpoonful of Lovin'の一員として出演されたときだった。そのときは各バンド2曲だったのでほんのすこししか演奏を聴いていないものの、『Black Peanuts』のカバーにはしずかに圧倒された。演奏や歌の巧みさはもちろんのこと、ポニーさんが細野さんに影響をうけられていることはしっていたけれど、なみなみならぬリスペクトと愛がありながらも、それをみだりにひけらかさず、すばらしいパフォーマンスへと昇華させるというストイックな矜持すらかんじて、音もなく平手打ちをくらったような気もちであった。今回はだいすきなbjonsをゲストにライブをされるとのことだったのでよろこび勇んでいくことにした。この日のライブも1曲めに『蝶々さん』のオマージュをされていたのだけど、最高にクールで、あの『Black Peanuts』の痛快さをあざやかにおもいださせてくれた。

bjons、とてもとてもだいすきなバンド。わたしは洋楽を聴いてこなかったのでほんとうに臍をかむようなおもいもするけれど、それはいったん横においておいて、とにかく聴いているとうれしくなる。いろいろな音がゆたかにかさなりあい、それがとても複雑でむつかしくても、手練れのミュージシャンのすずしい顔で、あるいはこどもどうしのようににこにこ笑って演奏しているのをみていると、胸がすくおもいがする。つややかな声にはいつでも胸をさらわれ、すぐにまた、あの声を聴きたいとおもう。このあいだ仕事の帰り、交差点をわたるときに「常夜灯よ 月の光より強く 抱きしめておくれよ クライベイビークライ」がきこえてきて、毎日横をすぎる街灯がにじんでみえるほどに、やさしくこころづよく、なんでもない景色を彩ってくれる。
このときのライブは制作にはいる直前だったそうで、半分くらいが新曲だった。新曲は転調やふしぎなコード進行がおおかったけれどふしぎなほどにとりのこされず、むしろすすむほどにのめりこんでいくような奥ゆきをたたえていて、そのうねりのなかでぼおっとしていた。はやくあたらしい曲を何度も聴きたいとおもった。

最近は友人にbjonsをすすめてばかりいて、ご本人たちにも友人たちにも疎まれるのではないかとおもうほどで申し訳ないのだけど、このインタビューがとてもすきなので読んでほしい。さきのARAGAIN!のイベントのとき、bjonsが演奏しおわったあと、司会進行の長門さんが「かっこいいでしょう、ぼくがbjonsをすきになる理由、わかるかなあ」というようなことをおっしゃっていたこと、ただのファンなのに(何重もの意味で)とても感激したのをわすれられない。ちなみに2018年にパイドパイパーハウスでいちばん売れた邦楽CDはbjons『SILLY POPS』なのだ。
r-p-m.jp


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昨日は青山の月見ル君想フで1983のリリースワンマン。ワンマンでみるのはとてもとてもひさしぶりというか、ほとんどはじめてかもしれない。年末に日本橋でみたときにはポニーさんがゲストでいらしたのでワンマンじゃなかったのかも。とにかく『渚にきこえて』はすばらしい、大傑作。

客電が落ち、ステージが照らされると、中央には林以樂が。デコルテの大きくあいたトップス、にっこりと笑い、いつもながらとてもコケティッシュでかわいい。どこかとおくの、だれもしらないthe other ocean=渚への着陸をしらせる『スカイライン』、彼女のナレーションは文字どおり水先案内人となって、ライブはめでたく幕をあけた。
新間リーダーのいうとおりアルバムの再現ライブということで、『渚にきこえて』の収録曲がつぎつぎと目の前でくりひろげられる。とてもぜいたくである。1983としてのワンマンライブは3年ぶり、いうまでもなくメンバーがおのおのにいろいろなバンドで活躍しているなかで、こうして1枚のアルバムがうまれることを、ファンとしてありがたいとおもうのは野暮だろうか。

これまでの『SUITE』『golden hour』に通底していた、ゆたかに調和したアンサンブルはすえおきのままに、遠くから吹いてくる湿った熱い風がからだにべっとりはりついたような濃密さをまとい、時折、黒々とした宝石がきらめくようなホーンや鍵盤のしらべ、まだみぬ桃源郷のすがたをあらわしたように、ここではないどこかの音を、光を、ことばを結晶にしたような演奏がつづく。まるで、まだ踏んだことのない土地をいきかう人々や、活気のある暮らしぶり、市場のにおい、肌を灼く日差し、とおりを抜ければきこえてくる波の音までもを、ありありとかんじているような気もちにさえなる。アンコールで演奏された『文化の日』ではうつくしくひびくホーンセクションがはなばなしくラストをかざり、大団円をむかえた。

1983もまた、全員そろうとこのうえないネアカ感で(たぶん主には、後方の鍵盤のあたりから大量に放出されているけど)、みていてしあわせな気もちでいっぱいになる。ちなみに『渚にきこえて』の副読本ともいうべき「渚のうらがわ」はTake Freeなのにとてもていねいで、ユーモアがつまっていて、帰りの電車で読んできゅんとした。


来月には、ついに、生きているあいだにいちどはみてみたかったミュージシャンの公演がある。新潟までいくけれどなんてことはない。クラッカーをもっていくのをわすれずに、いまからまちきれないのだ。