ほんとうにすきな化粧品2019【スキンケア&ベースメイク編】
いままでツイッターではあまりいってこなかったのですが、わたしがこの世でいちばんすきなものは「化粧品」です。
スキンケアも、口紅やまぶたにきらきらをのせるアイシャドウも、シャンプーもボディケアもだいすき。
会社帰りや週末にはバラエティショップへでかけて化粧品を物色、インスタでは化粧品ブランドやコスメマニアのアカウントをフォローしまくり、寝る前にはYoutubeでメイク動画をみる日々。比喩ではなく事実、三度の飯より化粧品のことをかんがえているのがすきなくらいです。
そんなコスメオタクが年の瀬になるとさけてとおれないのが、美容誌やクチコミサイトで発表されるベストコスメ。ふつうそういったメディアが発表するベストコスメというのは(アットコスメベストコスメをのぞき)新作コスメがほとんどなわけですが、正直いって「たしかに流行っていてかわいいor興味あるけど、わたしにはあわなさそう」と感じるものもおおく。
ならばもうそういうのはいい!(すごく参考にはするけど!)自他ともに認めるコスメオタクであるわたしがほんとうにすきな「マイベストコスメ2019」を紹介します。
選定基準
- 毎日使っていたもの
- なくなったら買いたさないと困るもの
- 使っていていい気もちになり、心がみたされるもの
×こういうのは対象外にしました
- 毎日使うけどイエーイ!というほどではないもの
- 仕上がりはすきだけどイマイチ自分の気もちにフィットしないもの
さっそくいってみよー!
【スキンケア】
WHOMEE/オイル美容液
WHOMEEラバーであるわたしにとって、WHOMEEのなかでも1、2をあらそうくらいお気にいりなのがこのオイル美容液。
スキンケアでオイルを使ったことがなくてあまりぴんときていなかったけど、これは「軽くてベタつかないなんて当然」「それでいてしっかり保湿はしてもらわなくちゃね」という昨今のオイルにずけずけともとめられる難儀な条件をかるがるとクリアしながら、たとえば化粧水のあとにこれだけ、というような超絶シンプルケアにしても翌朝には、あらなんだか肌がしっとりもちっとしている、メイクのりがいい、というのをかんじられるくらいのめざましいパフォーマンスで華麗に加点もゲット!な優等生。
それでいて成分は2つしかはいってなくてめちゃくちゃシンプル。夜の保湿にはもちろん、朝のメイク前につければ夕方の乾燥くずれにもさよなら、一日じゅうベースメイクが肌にとどまるうるおい肌に変身!ばつぐんに信頼のオイルなんであります。
オイル美容、というのが流行りだしたのはいつのことだったでしょうか、4~5年くらい前からスキンケアラインの一品としてはひろくあたりまえになってきたのでしょうが、まだまだ肌にオイルを直接塗るっていうのは抵抗ありませんか。なんとなく、なじまずベタベタするような気もするし、毛穴に詰まるようなかんじもする。あと美容液の位置づけになっていると、色々成分がはいっていて7,000円とか、高いし。でも、いつかはためしたいオイル、そんなときに出会えたのがこの子。さらりとしているのに、その前につけておいた化粧水なんかと肌の上でうまく混ざりあってなじみ、しっかり油膜の役割を果たしてくれる。
ちなみにブランドをプロデュースするメイクアップアーティスト・イガリシノブさんは、敏感肌とご自身でおっしゃっているけれど、このオイルはイガリさんもご愛用とのことだから敏感肌さんも一度テスターでおためししてみては!
わたしの夜のスキンケアはシートマスクをはずしたらこれをつけて終わりなのだけど、最近は肌荒れしないしむしろ肌きれいになりました。これでお値段2,800円、きょうからプラスワンアイテムに、いかがでしょう。
ルルルン/ルルルンプレシャス GREEN
お風呂あがったらこれつけて、Youtubeで動画ひとつみてからはずして、WHOMEEのオイルをつけたら終了。わたしがながいこと肌荒れもなく乾燥もかんじない肌をキープできているのは、ほんとにこれのおかげとしかいいようがない。ありがとう、ルルルン。
シートマスクはあまたありますが、それまで「特別な日の前にするもの」だったシートマスクを「毎日するもの」にかえたのはルルルンにほかなりません。ていうか「特別な日」がそうそうやってこない人にとってはシートマスクって無縁だったよねってくらいなんですが、ルルルンの、ウェットティッシュのようにさっとひきだしてぺっと顔にのせたらOK!というデイリー使いフレンドリー設計をかんがえた人は天才です。
ところでシートマスクって1枚からためせるのでいろいろためしてはみるのですが、つけてみて、あるいははずしたときに、オッこれはすごい!最高かも!とおもうことってありますか。わたしはこのルルルンに出会うまで、そんな経験はありませんでした。シートのカッティングが顔にあわない、特に目のところ大きく空きすぎてていちばん保湿したい目のまわりのとこカサカサのままじゃん!とか、頬のシートがやたらにおおくて余るとか、それからシートにしみこんでる液がやけにとろとろしていて、はずしたあとも肌のうえにぬるぬるとのこってしまう(保湿感を表現しているのでしょうが、そのわりに肌はやわらかいかんじにならない)など。
ところがみなさんルルルンはすごいです。まずケースからスッと取りだすと一切ひっからまらずにさっと広がり(これけっこうむずかしい技術だとおもうんですよ、折りたたんであるシートがパッと広がるって!シートの素材えらびの妙だとおもいます)、顔にのせると…オオオオオン!目のキワのキワまでシートがきてる!目の下の乾燥が気になるところとか小鼻の横とかもちゃんと保湿できる~~~!しかも頬のシートも余らない!シワにならないしムダがない~~~!はずしてみたらヌルヌルしないし、しかも肌が…もちもち吸いつくみたい…化粧水と美容液と乳液と、って一生懸命つけたみたいっていうかそれ以上に肌が…ふかふか…!これ貼ってただけなのに!?!?!気もちまでルルルンなんですけど!!!!!
ちなみにみなさんご存知のようにルルルンはいろんな色がありますが、いろいろためした中でいちばんときめきルルルン度が高かったのは緑。ただリニューアルして、これまで緑にしかはいっていなかった成分がエイジングラインの金と赤には配合されたので、そっちもいつかためしてみようとおもってます(緑はAmazonの定期便で買ってるからいつになるかな…)。
コーセーコスメニエンス/メイクキープミスト
ふだんは会社員をしていますゆえに、朝7時半にメイクして、夜9時に帰宅するまでの13時間くらいのあいだ、いやおうなしに頭をもたげるのは「化粧もち」であります。ベースメイクは極力うすく、鼻にはサラッとする部分下地を塗ったあとにプリマヴィスタの下地を塗りかさねたアルティメッド態勢で臨んでおりますが、時間には勝てぬもの、やっぱりじわじわとしみでる小鼻の皮脂をおさえつつ残業にはげむ日々でありますが、このキープミスト。
有名だけどちょっとお高い●●●●スのが世では絶賛されておりますが、これ、めちゃくちゃいい仕事しますよ。しかもお値段3分の1の1,200円。
かるく振ってから、メイクのしあげに5~6回シュッシュと吹きかけるだけ。顔もけっしてビショビショにならないこまかいミスト。あまいフローラルの香りだけがあまりこのみではないにしても、ミストでベースメイクなどの粉モノがしっとりおちつく気がするし、なんといっても、夜になると小鼻の皮脂がジワ~としみだしてくずれていたのが、ベースメイクがながれることなくもちこたえているではないか!
フィックスミストってどういうものなんだろう?と気になっている方にこそおすすめしたい。こういうものなんだね!とよさを実感できるきっかけになるとおもうから。
【ベースメイク】
WHOMEE/コントロールカラーベース
いままでベースメイクには特にこれといったこだわりのなかったわたし。日焼け止め塗って崩したくないところにプリマヴィスタ塗ってファンデーションでお粉つけて完了、みたいな、至極ふつうのやり方でやってた、っていうかそれしか方法を知らなかったわけですが、このコントロールカラーに出会ってからというもの、コントロールカラ―ひとつでベースメイクを「毎日」かえられるという、おどろきとよろこびを日々かんじております。こちらもイガリシノブさん監修、WHOMEEのコントロールカラー。
コントロールカラ―って美容誌ではよく、肌のクマとかくすみとか血色感のなさとかをカバーする=欠点をカバーするためのテクニックとして紹介されてて、情報としてはそれはそれでありがたいんですけど、いやいやとりあえずのベースメイクはいま使ってるのでオーケーですっておもってたわたしにとってはぴんときていなかったのです。
当時のコントロールカラーにたいするかんがえがこれ。
- ベースメイクで塗るものがひとつ増えるから結果的に厚塗りになりそう
- くすみには何色を使うのがいいとかむずかしい
- とりあえず手間が増えて面倒
ところがどっこい、イガリシノブさんのファンになり、メイク動画でベースメイクの工程をみるようになってからは、そうじゃないんだなとおもうようになった(単純)。
動画のなかでイガリさんが顔の中心だけにこのコントロールカラーをぺたぺたとおいていくと、そこだけぱっと明るくなる。鼻の横とか口角のちょっとしたくすみはコントロールカラーでととのえられるのだ。そしてなるほど、コントロールカラーは顔全体に塗るものではない。塗るべきところに限定して塗っていけば厚塗りにならないし、むしろコントロールカラーを適切に塗ってファンデーション前の肌をととのえておくことによって、あとから塗るファンデーションの量を減らすことができて、厚塗り感を防止することができるんであった。実際にはかさねているのにより自然に、かつファンデーションだけではだせない肌の「ととのい感」もだせる、これは欠点をカバーするだけにとどまらず、肌のおめかしである。
こちらはブルー、ピンク、パープル、イエローの4色展開で、わたしはポイントメイクや服の色にあわせて使う色をかえている。赤やオレンジのリップをきわだたせたいときには補色のブルー、くすみピンクのリップやアイシャドウで顔のくすみ感がめだちそうなときにはピンク、といったあんばい。どれもイガリさんがインスタライブや雑誌で紹介している組みあわせを参考にしているからむずかしくない。
たしかにベースメイクには「ひと手間」ふえるけれど、それはベースメイクをよりメイクや服にあうようにととのえる着せかえのようなものだとおもえば、かけるべき手間もあるというものだ。逆転の発想、というのはこういうことだなあと膝をうつ、そんな気づきをくれた下地なのだ。
塗ってみてはじめてわかるのだけど「コントロールカラー」という名前はいい得て妙、肌の色ムラやくすみなどをすこしだけ明るくととのえ「コントロール」してくれる仕上がりだ。これがとても自然で、わたしの肌がもとからこれだったらいいな、ってくらいのひかえめな変化。それがなんともよかった。
昨今の肌づくりといえば、カメラアプリのフィルターの進化もあってどんどんツルピカ、一点のくもりもなく透けるほど透明感のある肌が理想になっている節もあるのだけど、現実にはそんなこと叶うはずもなく、わたしのこのみでもなく、そんななかでこの下地は、もっと顔だちや服装になじみ、自分の気もちにあい、さりげなく肌をととのえて素肌をお化粧の似あう肌に変えてくれる。この下地のよさは使えばわかる、写真にはうつらないうつくしさがあるから。肉眼でみる世界には、これくらいのフィルターがちょうどいい。
これに出会うまで、ベースメイクはほんとうに興味がなくて、カバー力のあるファンデもきらいで、ずっとNARSのティンティッドモイスチュアライザーみたいな極薄にしあがるBBみたいなファンデを使ってましたが、いやいや、そういうわたしみたいな人こそ、コントロールカラーを塗った方が逆によかったってことを教えてくれた商品です。
SHISEIDO/シンクロスキンティンティッドジェルクリーム
コントロールカラーの上にかさねる、超みずみずしいファンデ。デパートで売ってるSHISEIDOのです。
チューブにはいっていて、一見BBかな?っていうかんじにもみえるのですが、手にだしてみると、あきらかにBBとか、これまでにあったファンデーションではない。さらに手の甲なんかにひろげてみると、これは、ちがうとわかるはず。伸びがよくみずみずしいファンデーションというのはどこのブランドにもあるのでしょうが、これは、ムースのようで、ジェルのようで、とにかく粉感ゼロ。みずみずしさに肌色を混ぜてホイップしたのではっていうくらいの軽さ。新しい。
話はずいぶん前にさかのぼりますが、わたしがはじめてメイクをした大学1年生のとき、パウダリーファンデーションを塗ったときの、ああ~すごいお化粧してるってかんじ!とおもった、あのわるくいえば「わざとらしさ」「不自然さ」みたいなものがわすれられない。おもえば大学生なんてそんなにファンデーションしっかり塗る必要もないくらい肌もきれいだったでしょうが、自分の顔が、あきらかになにかを塗ってのっぺりとしたかんじ、がどうしてもいやだとおもってしまったんであった。
それと、そのお化粧感がにあわないのには、わたしの服装がカジュアルだったこともあって。就職してからも比較的カジュアルなかっこうで仕事をすることがおおく、いまの会社なんてTシャツにジーパンにサンダルが夏のワードローブであるし、普段着では古着のやはりカジュアルな服をえらぶことがおおいから、そんなときに肌だけがパリッときれいにきまっているっていうのはやっぱりやりすぎている、アンバランスだとおもった。
となると、かぎりなく素肌っぽく、塗ってる感がなくて、でも極端に無防備ではなくて、まぶたやくちびるに色やきらきらをのせるのには耐えられるくらいにはお化粧していることがわかるかんじにしたい、という、とてもむずかしいところに、わたしのベースメイクニーズが着地してしまうのだ。
そうしたときに美容系Youtuberさんが紹介していたのがこのファンデ―ション。その方は、以前わたしが愛用していたNARSのティンティッドモイスチュアライザーをすきだといっていたから(NARSのほうがもうすこしつやをおさえたかんじでセミマット。でもNARSのなかでは「つや」分類なんですよね)、きっとこのSHISEIDOのもすきかもしれないとおもい、渋谷の西武でタッチアップしてもらった。
塗ってもらって、すぐ買うことを決めた。指で頬にぺぺぺっとひろげただけで、ジェルのみずみずしいつやがでる、しっとりしたオイルのぬらっとしたつやでも、ハイライトのぎらっとしたつやでもない、水の軽さをかんじるつや。それから、これはめちゃくちゃほめことばなのだけど、「ぜんぜんカバー力がない」!
というのもタッチアップをしてもらうとき、自分がいつも塗っている量よりもたいていおおく塗られてしまうことがしばしばあり(なぜかってそれが適正量だからなのだけど)、家で使うときはもっとすくなくしよ、なんて、いつもよりベースメイクだけビシッと端正にきめてもらった顔でおもうのだが、これは美容部員さんが何度かさねても厚みがでず、肌の色ムラだけをととのえる。タッチアップで使ってもらった適正量が、自分でもほどよく使えそうな量だ、とその場で確信できた。そのときに着ていた服からも浮かない、普段着用のファンデーションに出会えたとおもった。
ちなみにそんなにカバー力がなくて薄づきのファンデ、くずれるんじゃないの?って、そんな心配もご無用、くずれません。つやの膜が一日じゅう長続き。
一時期なにをおもったか、ダブルウェアのロングウェアなところだけをとりたくて、とにかく薄―く薄―く塗ることに心をくだいていたこともありますけれど、なんでそうしてたかっていうと、カバー力がいらないから薄く塗りたいっていうことのほかに、ファンデが厚いと、くずれた時にまじ目立つ&修復不可能だからだとおもうんですよね。だから、自分のテクニックで薄く塗らなくてももとから薄くついて、しかももちがいいファンデがほしいな!カバー力はいらないよ!ってコレじゃん!!!!!って。
こういう薄づきのファンデーションは、たとえば休みの日に朝から晩までお買い物で外を出歩いててぜんぜんお化粧直ししなかったわ、って時にも、さっと表面の皮脂だけとってお粉をつければなおせるってのもいいところ。最近はメイクキープミストも手伝ってほんとくずれに悩まなくなりました。
SHISEIDOはカラーものが去年フルリニューアル、今年はファンデーションの新しいのがでて(それもわたしにはカバー力が高いとかんじるけどすごいよかった、するする伸ばせて薄づきなのにちゃんとしてる系ファンデの最終形態なんではっていう。モードな服とかオフィスメイクにあいそう)、そんななかこの子はどんどこ目立たなくなっちゃってるのですけど、めちゃくちゃいい仕事するのでもっとたくさんの人にみつけてほしい。SHISEIDOさん聞こえますか、しばらくこの肌でいこうとおもってるからなくさないで。毎日感謝しています。
というわけでここまでがスキンケア&ベースメイク。メイクアップ& moreにつづく。
コスメのインスタをはじめました!よろしければ覗いてみてください!
https://instagram.com/slglssss_cosme?igshid=hlpw71i26v7o